第170話 遂に現れた!

さて帰って来ました、俺達の部屋に、でも人口密度が濃い。


「何故全員此処に居るの?」

「私は妻としてよ」

「頭に来るけど、側妃としてね」

「「「同じく」」」

「なら後方の人達は?」

俺は第1王女様以下を指差す。


「私、私は妹の監視よ」

第1王女はハッキリ言ってくる。


「王族の特に第3王女様の護衛です」

「同じく」

「同じく」

3人が回答すると、残りのメイドさんは。

「本日より第3王女様夫婦の、日常生活をお助けするメイドです」

執事さんが言うと。

「「「「「よろしくお願いします」」」」」

メイドさんが挨拶してくる、それで貴方は?


「私も本日より、皆様のお世話をする執事です、よろしくお願いします」

執事さんが挨拶してくる。


「ええとみなさんは、睡眠をしないのですか?」

俺の質問に第1王女様は答えてくれる。


「朝告げ鳥が泣き夜告げ鳥が泣く、それを三回くらいすると、大体暗い部屋で休みますね」

3晩起きていて寝るんだ、地底人凄い体力だ!


「今日就寝するのは、第1側妃様と第1王子様の番です、明日は此処に居るお二人で、その次は王妃様です」

メイド副総長が返答してくれる。


なら王族2人は此処から自分の部屋に戻らないのか、黒達と話が出来ないな。


トントン、「どうぞ」ドアが空き騎士が入ってくる。

「何かあったか?」

「副団長、団長がお呼びです、外の門までお越しくださいとの事です」


副団長が姫様達を見て言う。

「何かあった見たいです、私は門に行きますが、皆様は此処でお待ちください」


「なら王族代表で、私も行くわよ」

「なら旦那様、私達も行きましょう、もしかしてスライムの王が、遂に現れたかもしれません」


また俺達はみんなで移動する、この地底の話と睡眠はいつなんだ!


館の外に何台か変わった車が用意されており、みんなで乗って門まで行く。

門の前にはかなりの人、車を降りて歩いて人混みに入って行く。


「皆姫様が通る、少し道を開けてくれ」

副団長が言うと、人垣が左右に分かれる。


外に行くとカオリさんに負けた騎士団団長が、何人かと喋っている。

外には騎士が100人ほどウロウロして、何かを探している。


「団長どおした、何が出たんだ?」

声をかけるとこちらを向く団長さん。


「姫様、ご足労ありがとうございます、門番の報告によれば、此処にスライムクイーンが現れた様です、それも3体です」

スライムクイーンで3体、クイーンて何処でわかるの?


「気づいた時には逃げたみたいですけど、最初に見た時は頭にリボンで、透明な人型だったそうです」

「透明な人型で頭にリボン、なら間違えが無いな!図鑑通り」

団長の報告に第1王女は太鼓判を押す。


「お姉様、なら間も無くスライム王も此処に現れるのですね!」

「そうね、クイーンの求婚の為に王は此処に来る、夢の通りになる様よ」

緊張が騎士達に走る。


「団長、私はお母様に連絡してくるわね」

「なら私は寝た2人を起こして来ます」

王女2人と副団長とメイド副総長は王女に付いて館に帰って行く。


「よし、誰もいなくなった、さっきの話をその隅で聞かせてくれ、黒達」

俺達は誰もいない、門の隅で5人で話始める。


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


「見てみて、あそこ王様が来たわよ」

「きっと私の心が繋がったのね!」

「いいからこれからの事を話しましょう、まずは見ている場所にはバリアーが合って近づけないわね」

「ハイハイ」


「アソコから出てくるまで待つしか無いけど、いつ出てくるかは分からない」

「そうよそうよ」


なら此処の木の上で、小さくなって待ちましょう、何処かに行くにしても、あの門から出て来るでしょうから、出てきたら着いていけば宜しいのです」


3つの影は木の上で待つ様だ。















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