第157話 側妃室に連行!
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何で、直ぐに決着しちゃったの、私が出る暇がないじゃ無いの!
それに側妃様が、指示してお兄様は騎士達に連れて行かれるし、残った人も自分で連れて行くしね。
あゝ第3王女が合流する、私だけ置いてきぼり?不味いはよねお母様の言付けを守らないと!
よし、コッソリと着いていこう。
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連行される俺達は、側妃様の部屋に行くようだ。
部屋に入ると、かなり造りが違う。
「まあまあ見てないで座って下さいね、貴女は私の隣よ」
側妃様の隣に第3王女様が座り、反対側に俺を中心に皆んなが座る
「では改めて家族の紹介ね、横に居るのがこの国の第3王女で
私の娘ね、そしてさっき戦った男の子が私の息子で、この国の第1王子よ」
側妃様が、王女を紹介すると王女様が立って頭を下げてくる。
「御免なさい、私の不用意な発言で貴方を傷つける事になって、怪我も無く良かったです」
千さんと黒と白は、驚いている。
「はいよく出来ました、本当は王族は平民や自分よりも下の者には、頭を下げないですけど、此処は私のプライベート空間、だから良しとしましょう、
貴女達も他言は無用よ」
側妃様の睨みで3人は頷く、俺とカオリさんは頭が?だ。
「旦那様、王族は自分よりも上の者しか頭を下げないのです、公衆の前などもっての外です」
「そうなのよ、此処で私達に頭を下げたと、言いふらされると王族の面子が、つぶれるのよ」
「そして喋った私達はこれよ」
白が自分の首に手を当てて、切るポーズを取る。
「分かっているなら良いわよ、それで貴女達の順位はどうなっているの?」
側妃様が聞いてきたので、代表で千さんが答える。
「私が説明します、第3王女様が旦那様の正室です、側妃様の1番はカオリ様、その後に黒の200白の200そして私白の1000となります」
正室に側妃って順番て、いつ決まったの?それにこれはよく聞くハーレムになるのか!
「順番に問題は無いのね、王妃様に報告する前に揉め事は摘んでおかないとね」
側妃様は、カオリさんを見る。
「貴女は、不満は無いの?」
カオリさんは側妃様に言われて少し考える。
「女として1番を取られるのは悔しいですけど、この事は仕方ないと思っています、書類を最初に出した方が1番で納得します、大体ダーリンを見れば幾らでも女の子は寄ってきますので、書類上で1番でも実体は私が1番だと思っていますからねダーリン」
俺を見つめるカオリさん、目を逸らして良いのだろうか?
「ちょっと目を逸らせないでよ、負けた事になるじゃ無いの!」
「ホホホ面白い女子ですね、貴女も負けないようにね、それと此処に甘味を出してください、この子がこれ以上、怒らない為にね」
まあ俺も分かっている、何を出すかで迷っているだけだ。
俺はアイテムBOXを弄って、ある物を引っ張り出す。
[リンゴジャムサンド]リンゴジャムをクッキーで挟んだ物だ。
「では王女様これをどうぞ」
俺は袋を開けて皿に出してあげる。
王女もそうだけれど、側妃様も目を輝かせている。
「ほら私の口に入れて下さい」
王女は口を開けて俺が一つ入れるのを待っている。
仕方無しに、口に一個入れてあげる。
少し噛み舐めているみたいだ、幸せそうである。
そして隣では、同じく口を開けている側妃様。
「あのー側妃様は、ご自分で食べてください、それに王様にバレたら殺されますよ」
「大丈夫よ!もう息子だし、身内だからね、早く下さい」
良いのかよ、こんな事してさ。
仕方無しに側妃様の口にも一個入れてあげる。
そして2個目を食べた王女様は皆んなに分けて、皆んなが喜んで食べている。
「ダーリン飲み物を頂戴、何か炭酸がいいんだけど!」
カオリさんのご要望で、メロンソーダを出す。
最初に開ける時の音で、ドアから兵士とメイドが飛び込んで来たが、側妃様が説明して、下がってくれる。
ただそこに第1王女様が、一緒に入って来たみたいだ!
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