第151話 夕飯!

次は腹がへったので、夕飯の準備をする事に!


缶詰のパンと、温めるご飯はどちらが良いのだろう?


「カオリさんは、ご飯とパンどっちにする?」

みんなと雑談をしていたカオリさんに声をかける。


「ご飯は温かいのが食べられますか?」

そうだよな温かいのが良いよね、


「恐らくは大丈夫だと思う、此処は空気が通っている様だから」

隙間風が入ってくる、夜は寒いのかな?


「私は、パンでお願いします」

「私もね」

「お姉様と同じくパンでお願いします」

3人はパン派なんだね、メイドさんはどうだろう。


「君達は、どちらがいいんだ?」

「「「「「パンを」」」」」

「失礼ですけど、ご飯とはどの様な物ですか?」

メイドさんの1人が聞いてきた、何か直ぐに食べられるご飯物は無いかな。


アイテムBOXを弄る俺、見つけたおにぎりだ。

「ネエネエカオリさん、ちょっと匂いを嗅いでくれる」

カオリさんはに手渡すと、器用にビニールを開けて、おにぎりの匂いを嗅ぐ」


「全然大丈夫よ、私が食べていいの?」

「どうぞ、食べてください、もしおかしそうだったら破棄してください。

時間停止のアイテムBOXだから、大丈夫とは思いますがね」


カオリさんは美味しそうに、おにぎりを食べる幸せそうだ。

周りのみんなが、カオリさんを羨ましそうに見ている。


「みんな食べたいの、具が色々とあるけど挑戦してみる?」

全員頷いたので、カオリさんと2人でビニールを取って更に盛る。

更にナイフで2つに切って具が見えるようにする。


「どうぞ、色々あるので、確認してください、分からないなら聞いてくださいね」


梅は匂いで嫌われている。

筋子やタラコは卵の形で手が出ないようだ。

人気なのは肉とかシャケ、そして昆布だ。

肉は馴染みがあり、シャケは魚と分かった。

昆布は1人が試しに食べたら安心して追随している。

隠れた人気は炒飯だ、食べずらいけどかなりの数が消えて行く。


「これがご飯で、おかずを一緒に巻いて握った、おにぎりと言う物だよ!

ご飯とパンはどちらにする?」


「旦那様、パンも試食させて下さい」

「そうよね、絶対に味が違うと思いますよ!」

「お姉様、私も思います、さぁ試食させて下さい旦那様!」


今度は災害用の缶に入ったパンを、出して切って皿に並べる。

クリームやチーズを練り込んだ物なので、絶対に美味しいはず。


「柔らかいです」

「甘く美味しい」

「香ばしい物が入っています」

「何で鉄の筒から、パンがうまれるのよ」

「etc.」

全員満足で俺は嬉しい、出してあげた甲斐があったよ!


何だかんだで、お腹が一杯で寝る準備をする。

隙間風が多いので、テントを貼る。


少し狭いが、みんなで雑魚寝俺は1番奥の壁際で、隣はカオリさんがみんなをガードしている。


お尻が俺の股間を刺激する、果たして俺は今日眠れるのか分からない!


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


「私達の王様は何処に居るのかしら、早く会いたいな!」

「貴女より私の物よ、先に会って連れて行くわよ」

「2人には負けないわよ、絶対に私を好きにさせるわよ!」


何処からか乙女達が王をさがしている。






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