第132話 長い廊下!
光に輝く門を通過して大きな建物に入って行く俺達。
騎士は相変わらず周りにいる。
(黒この建物ってガラスで出来ているのか?)
見上げる俺は黒と白に聞く。
(水晶と言う鉱物だ!)
(クリスタルとも言うわよ)
(この大きさと、透明度どれ程の価値があるんです、壊して地上に持ち帰りたい)
やはりガラスじゃないんだ、カオリさん1人だけ目が¥になっているよ。
そして入り口を入ると、廊下が3方向に分かれている。
(正面は避けたいね)
(私もよ、右が良いな)
正面は大きな扉、左右は通路で扉は無い。
(正面は何なの?)
俺が聞くと黒と白は答えてくれる。
(王様か王妃様との謁見をする間だ、別名褒美と判決の間とも言う)
(もしあそこの扉が開いたら、0%の不幸か100%の幸福かのどちらかです)
そうなんだ開かないで欲しいです。
(右じゃよ右)
(そう右に行ってね)
何で右なんだ?
(右に何があるの?)
(食堂と客間、後は従者達の泊まり処)
(此処で平民が、1番安全で落ち着くところよ)
そうなんだ、でも正面の扉は開かないで左の方に先頭の騎士さんは曲がって行く。
(やっぱりか、ならば直ぐの扉の前で止まれ)
(そおよー、奥に行くな)
黒と白、奥は何なの?
(奥に行くほど位が高い、最奥はいれば王様だ!いなければ王妃様だが?)
(次は奥右に王妃様、奥左は第一側妃様、その後は右と左で順々に降りて来て王子様や王女様に成る)
1番手前なら低い王族なのね、納得。
「200達よ諦めろ、あの方は第3王女様じゃよ、今回は第一王子、皇太子様も同行しているから此処には止まらないぞ!」
背後から千様の有難いお言葉、第3王女か!中々偉い人だな。
進んだ俺達が止まったのは奥から5個目の扉。
(待ってくれ、もしかして王様や王妃様も来ているのか?)
(残り3部屋で後の上位王族は誰なんです?)
黒と白が緊張し始める。
「今回の視察の王族は、代表の王妃様に第一王女様、第一側妃様に皇太子様と先程の第3王女様だ、此処は第3王女様の部屋ですからね、失礼のないようにして下さい、折角き族に戻れたのだからねフフフ」
また背後から千様の有難い忠告、俺とカオリさんは王族にどんな儀礼をするか知らないぞ。
トントン、扉を叩く。
「姫さま入ります」
外から騎士さんが扉を叩くと。
「どうぞ奥でお待ちです、入って下さい」
中から返事があったので、騎士さんが扉を開く。
メイドさんが中にいて、中は応接セットがある空間、ただその先にまだ扉が有る。
「では奥に進むから、ついて来て下さい」
騎士は部屋の外で待機の為に少なくなり、奥の扉を叩く先頭のメイドさん。
トントン。
「入って下さい許可します」
奥の扉が開かれる、奥の机に座っているのは先程俺達をこの屋敷に招いた第3王女様だ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます