第122話 地下に行く!

     地底出発編始まります!

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俺の指を指した先は、映画のスクリーンの画面。


俺はゾンビを何体か倒してから、スクリーンの裏に行く。


スライムは鑑定して、ゴールドで無いので無視!


「黒さん白さん、此処は貴女達の地下に繋がってませんか?」

ゾンビやスライムが湧いて来た、スクリーンの裏を俺は手で触る。


黒と白は同じく手をスクリーン裏の壁に当てる。


すると2人の手は、手首まで入って行く。


「ああ此処は確かに、地下と繋がっているな、まだまだ入って行く」

「えぇお姉様、確かに繋がっているけど、おそらくは灰色の一族の所よ!

ゾンビが出て来た事だからね」

2人は地下と繋がっている事を、確信した様だ。


やはりここに来て正解だった、ただゾンビで灰色の一族ってなんなんだ?


手を戻した二人は、俺を見る。


「旦那様、他の場所に間違えて離ればなれにならぬ様に、何かで繋ぎたいが、旦那様は全員を繋げる様な紐を持っているか?」

俺はアイテムBOXを弄って、登山用のロープを取り出す。


これも姉が勝手に買って、俺のアイテムBOXに放り込んで行った奴だ。


「これでどうかな、長さもあるだろう」

2人に、登山ロープを渡す。


「丈夫そうで大丈夫だ、ではみんなを1つに結んで、手を繋いだら地底に行くぞ」

「少しずつ入るからね、何かあったら言ってよ!怖かったら目を瞑っていてね」

白と黒を先頭で、壁に少しずつ入って行く俺達。


手が壁にめり込み頭が入って行く、少しずつ体が消えて行くシュールな光景が目の前にある。


俺達も段々と壁にめり込んで行く、体は消えるけど離れる感覚は無い。


黒い空間を二人が、俺達を守りながら徐々に前進して行く。


ただ暗くなだらかな地面の感触、そしてかなり歩いた様だ。


いつの間にか明るくなり、下に草の感触がある。


「どう地下に入ったの?」

俺は2人に聞いた?


「ええ、もう地下に着いたけど!此処は墓地か?」

「そうねお姉様、灰色の一族の所で間違いないわよ」

周りを見て黒と白が答えてくれる。


周りを見渡す黒と白、西洋の墓地が其処彼処にある。


すると焦る様に黒と白が話しかけて来る。


「旦那様、とりあえずは此処から出て外の道まで行こう、他の一族が守る所には長居は無用じゃよ」

「不法侵入で攻撃されても文句を言えないからね、ただ反撃は許可よ旦那様」

不法侵入で攻撃って、本当の治外法権だね!早く外に行こう。


ロープを外してアイテムBOXにしまって、俺達は墓地の外に走る。


確かに十字架は無いけど、西洋風の墓はある。


「カオリさん手を離さないでください、何かが近くにいます」

俺は鑑定を、所々でしていると追いかけて来る物が有る。

 

大きめの墓を横切ると、突然墓の影から何が飛び出して来る。










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