第116話 え〜と!

男は女の子達の修羅場に、飛び込んで止めても口を出しても、ダメだと言うことが分かった。


「お前達の物って、あの牛だろうバッファローとも言うけど」

俺の一言が修羅場の始まり。


「牛ってこの子の事ですか?駄目ですよそんな事を言っては」

そう言って八木さんが黒の胸を指差す。


「何よ!貴女の隣の子も同じじゃ無いのよ」

白はカオリさんを指差す。


「何よ男の子の夢の詰まった物なのよ」

カオリさんは胸を張って俺に見せる。


「私のが大きいわよ!」

今度は黒が、俺の前で胸を張って見せる。


「どう私が一番ね」

「何よ白い子の胸を足せば、私の方が上よね」

今度は白を指差すカオリさん。


絶壁はマイナスかよ。


「何を言うのよ、そっちが下でしょう」

白は八木さんを指差す、スレンダーは確かにマイナスだよね!


「待って、全体のスタイルで言ってよ!足の長さとウエストの細さ、ヒップの張りなら負けないわよ」

八木さんは、お尻を俺の前に出してくる。


「八木さん、年齢で垂れてるわよヒップ、補整下着かしらね」

「カオリさん裏切るの、貴女の胸だって補整下着だよね」

それを見ていた黒と白。


「ハハハ地上人は、下着で男を誘き寄せているのか」

「私たちは全然自然だぞ、下着など付けておらん」

確かによく見ると胸のポッチがある、下は履いてなかったのあの時はどうなってたんだ?


「待ってサダ様、あの子達は二百歳のお年寄りよ」

「そうよ、本当はシワシワなのかもしれない騙されないで」

騙されないでって、全員で騙してますよね年齢詐称とスタイルの修整下着ってね。


「ならば若返ろう」

「私もよ」

ポンポン、二人があった時と同じ小学生になる。


「どうだろう、其方達よりも若いぞ」

「ほらほら肌がピチピチだろ〜、悔しいか!」

黒と白は顎に手を添えて、顔を二人の前に差し出している。


二人は目をパチクリ。

「なぁなんで小学生になれるの」


「サダ様、ロリコンは犯罪です警察に捕まります、新聞沙汰になってしまう!ならお腹の子供のお姉さんという事で父と母に報告します。

それとも八木さんの子供として認知して養子に貰いますかね」

おーい桃色、想像妊娠やめてくれ〜、黒と白が変な目で俺を見ている。


「カオリさん、私の子供って私でさえ産んだ年が十七歳よ!高校生の時なのよ無理」

「ほら行き遅れの理由が付きますよ、良かったですね八木さん」

今度はこっちで勃発かよ誰か修正してくれ!


不意に電話が鳴る、旧の携帯に母からだ。


俺は携帯を繋ぐ、ガチャ。


「もしもしマサシいつ帰ってくるの、お姉ちゃんに話があるんでしょう。

待っても帰らないから私が掛けたのよ、朝帰りの事も聞きたいしね、早く帰ってきなさい」


「いやちょっと色々あるんで帰れないんだ」

「何を言っているの、周りで女の子が騒いでいるけど、また貴方が何かをやったの、待って妊娠とか、子供とかって何か聞こえるんだけど」

ガチャ、俺は電話を切りました。


プルプルプルプルプルプルプルプルプルプル、あゝもうガチャ。


「すぐ帰ってらっしゃい、その周りの女の子達も連れてね!」

ガチャ、今度は電話を切られた。


まだ口喧嘩を続けている四人に向かって言う。

「おーい⤴︎そろそろ帰りますよ〜、全員付いてきて下さいね!行き先は俺の家です」


四人を連れてタクシーで家に帰る。黒と白は小学生なのでどうにか乗り込めた。









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