第99話 マサシ行方不明!
「サダマサシて歌手のさだまさしか?」
「違いますよ、冒険者です初心者の」
街の噂。
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「何でそいつの為にダンジョン庁は、救助対策本部を秋葉原に作ったんだ?」
「何処かの財閥のお坊ちゃんか、政治家の息子さんなんでしょう、ああブルードラゴンの娘さんも一緒にいるそうです」
「なら駆け落ちか、上級ダンジョンでそれとも無理心中かよ」
「幾つもネタで書けますね、どの様な方向で?」
「まあ取材して来い、あの新人を連れて行け現場を知る良い機会だろう」
週刊誌の記者は今年入った新人記者とビルを飛び出す。
「先輩、どんな取材なんですか?」
「あゝ何処かの色男とブルードラゴンて言う、老舗のダンジョン商社のご令嬢の逃避行だ、上級ダンジョンだからもしかすると永遠に出てこないかも知れないけど、当分はネタに困らない」
「はあ取材ネタとしては、良いですけどブルードラゴンを敵に回しません?」
「大丈夫だ、相手の中学生を主に扱うから敵に回っても怖くはないぞ」
「中学生を生贄でね、確かに世間は面白がりますね」
「そうだ、お前はブルードラゴンに言ってみろ、何か話が転がっているかも知れないからな!」
新人記者は少し考えてから走り出す。
「では行って来ます、連絡はメールで送ります」
「あゝ面白いの探して来いよ」
二人は分かれて取材先に行く。
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「お母さん、今テレビのテロップにお兄ちゃんの名前が出たよ」
「良くある名前よ、歌手にもいるんだから」
「ふーんでも中学生だってさ」
「日本には一億人以上人が居るのよ、同姓同名は何人かは居るわよ」
「なら良いか、今日の夕飯は何?」
「餃子とチャーハンよ、あの子達ダンジョンでいつも遅いから、ラーメンだと伸びちゃうもの」
「二人とも早く帰って来ないかな、そしたらラーメン着くのにな」
呑気な親子である。
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「お父さん見てサダ君の名前がテレビに出ている、上級ダンジョンに落ちたんだって!」
「あゝ本当だな、ただ同じ名前の人は居るだろう」
プルルプルルガチャ。
「はい奏凪です、あゝ貝巻かどうした………あゝ確かにテレビには名前があった、わかった秋葉原だな対策本部を設置して良いぞ!もうしてる分かった直ぐ行く」
「お父さん電話は誰から?」
「貝巻だ、さっきのテロップは、やはりサダ君だ! 俺は秋葉原に行ってくる!」
「私も行くよお父さん」
「中には入れんぞ、取材人もかなり居る、中立の所にいなさい」
「分かった中立の叔父さんの所で待っているよ、そうだみんなにメール」
秋葉原ブルードラゴンに集合!
奏凪父娘は、秋葉原に向かった。
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「ねえ安達さん、今メールで情報が来たのだけど、サダ様が行方不明て知っている?」
「さあ、今日も来ませんので分かりませんね、でもダンジョン長には朝早く秋葉原てメール来てましたよね」
朝の会議の事を確認する安達さん。
「そうなのよ、今来たメールを見てみる同じ名前で年齢も一緒、そして場所は秋葉原なのよ偶然かしらね」
二人を見ていた柳生さん、話に割り込む。
「先程ダンジョン長に苦情の電話ありました、貝巻だって威張って」
「待って貝巻て言ったの!」
「貴女さっき苦情処理で切った相手って貝巻さんなの、嘘でしょう」
プルルプルルガチャ。
「すいません貝巻さん、先程電話をもらいましたか?」
「ああしたぞ、秋葉原に直ぐ来い、サダ君がメトロダンジョンに落ちた、緊急救助隊を組む、ゴールドランカーがいたら引っ張って来い!」
ガチャプープー。
「安達、柳生、もしサダ様に何かあったら二人とも覚悟しておけよ!
許さないからな!」
八木さんは秋葉原に向かう。
「妹とにも電話、ゴールドランカー集めないとね」
千葉にも応援要請する八木さん。
そして何故か初心者の冒険者の為に日本中がごった返す!
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