第94話 娘さんはカオリさんだって!
俺のステータスの事を話すかどうするか!妹さんを見つめてしまった。
「御免なさい、あまり変な事をして欲情しました、襲わないでね」
「違いますよ、まず二人とも可笑しな所に居るという事でよろしいですか?」
「はい、ここは私の知らない秋葉原ダンジョンです、それが何か?」
ここからがダンジョン職員と民間企業の機密情報の秘匿が、どうなって居るかで決まる。
「まず妹さんと言うのはやめるんで名前を教えてください、俺はサダマサシです」
ライトの先の表情は分かる、少し驚いているようだ。
「えぇと、自己紹介まだでしたっけ」
「はい、あの時はアレでしたので」
金払の悪い高飛車女だと思っていたからね、ハッキリとは言えない。
「では改めて初めて会った時はすいませんでした、私の名前は中立カオリです。年は二十歳で」
俺はその先を言う事を止める。
「待ってくださいその先の案内はストップ! これから言う事をどうするか決めて下さい。
小説とかにあるステータスて有ると思います?」
俺の問いに首を振って居る。
「ではもしその様な能力が有れば、貴女はどうします、人に言いふらしますか?それとも黙っていますか?」
考えているカオリさん、そして口を開く。
「恐らく自分自身は周りに言いませんけど、企業の役職としては上と協議するでしょうね」
何故そんな事を俺が言うのかと不思議顔。
今度は俺が考えて答える。
「この先は二人して協力が無ければ、此処からは出る事が出来ません。
もし俺の秘密を喋ら無いなら、ある事をお教えします、どうしますか!」
カオリさんはしばし考え中。
「戦闘に対しての能力は言うかも知れません、ただサダ様の秘密は絶対に喋りません、喋ったら貴方の嫁になり一生家に置いといて外に出さないでください」
何言っているんですこの女は、そんなの要らないのに。
「待ってください嫁の兼は置いといて、これから秘密を言いますので絶対に喋らないで下さいね!」
(嫁に貰ってもらっても良いのにね、姉さん女房はつくすのにな………)
何かを言っているが、無視して話す。
「まず俺は覚醒者です!次にカオリさんカオリさん、良いですか手を繋ぎますよ」
カオリさんは俺の最初の発言で固まったが、俺はカオリさんの手を繋いで魔力を流す。
俺の中にカオリさんの情報が入ってくる。
名前 中立カオリ
年齢 二十歳 女(○女)身長168cm体重55kgB85(Eカップ)W60H85(大きい安産型)
職業 人/剣士 3/500
体力/上限体力 250/300
MP/上限MP 50/50
力/上限力 70/70
剣力/最大剣力 70/100
技力/最大技力 格闘家でない為表示無し。
スピード B
魔法スピード D
知力 大学卒業程度
剣技名 一刀両断(Ⅰ)スラッシュ(Ⅱ)
格闘技名 無し
魔法名 水(I)火(I)
持ち物 ポーチ(財布、一万円札五枚、千円札三枚、五百円玉二枚)・消臭スプレー・生理用品・口紅・ハンカチ・携帯・テイシユ
称号 無し
俺は内容を伝えた所、最初の方で何回か止められるが、最後まで教えてあげた。
「こんな事が分かるなんて誰にも言えない。これが覚醒者ですか?」
「はい覚醒者になり、この間のダンジョン庁の会議で確認しました。
貴女のお父さんも知らない事ですので、秘密は絶対に厳守です」
よくカオリさんに言い聞かせる、するとカオリさんはまた何かを言っている。
(こんなの守れるか分からない、嫁に貰ってもらうしかないよ〜)
また独り言を言っているカオリさん、聞こえてますよ。
「良いですか、それでカオリさんの剣を確かめます、魔物が出たら一刀両断と言って刀で斬って下さい、駄目なら 俺が盾を出して魔物を止めます」
俺が言って、二人で進んで行く、少し長い冒険の始まりだ!
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