第88話 予定変更!
少し遅いお昼ご飯を食べて、俺は職員の皆さんと埼玉支部に行く。
明日よりも、残りの休日をダンジョンに潜る為には、嫌な事を今日中に片付けようと思った。
金塊の値段は五百万円、税金引いて四百万円だ、姉に八十万円を上げたらニコニコして家に帰ると言う。
俺は八木さん達とダンジョン庁埼玉支部に行く前に秋葉原のダンジョン庁テントに行く。
金の蜘蛛の糸は簡易検査で本物と認定してもらった。
希少価値でブルードラゴンさんも、話し合いに参加となった。
潰して金塊よりも、資料としての金額のが価値が上がるとの事。
後は上手く売ってもらおう。
そして夕方支部に着く、何時もの五階の会議室。
メンバーは、和久井さんと八木姉妹、千葉の支部長さん。
画面には奏凪さんと、ブルードラゴンの会長さんともお一人は誰だろう?
「えーと、これで全員揃いましたね、秘匿の書類にはサインを頂きましたので、会議を始めます」
和久井さんが言うと八木(姉)さんが聞いてくる。
「和久井さん、一人増えましたが誰ですか?」
「あゝ東京支部長の貝巻さんだ、午前中の事で参加願った、後でまた説明するのも大変だからね」
新しい参加者は東京支部長だった。
「貝巻です、本日は秋葉原ダンジョンで貴重なドロップ品が出たと言う事で話に参加を願いました、よろしくお願いします」
貝巻さんが挨拶して会議は始まる。
「では八木君、また議題を説明してくれ」
和久井さんの指名で八木(姉)さんは立って説明する。
「まず東京支部長貝巻さんの出席頂いた件です、秋葉原ダンジョンでイレギュラーが出てました。
種類はオオクモで体調2m位です。
討伐後に金の糸をドロップ、重さは1Kg、現在資料として販売先をブルードラゴン様で見つけて貰っている所です」
会長は頭を下げる。
「ホウ丁度メトロダンジョンに行くゴールドランカーでも居ましたかね?」
貝巻さんは聞いてくる。
「イエ、個々にいるサダ様が単独で倒しました。千葉支部長も証人です」
千葉支部長は頷く、貝巻さんは俺を見ている様だ。
「そこの冒険者が倒したのか?、私は見た事が無い冒険者だが?」
「えぇ彼は一ヶ月前に冒険者登録をした者です、ただ初心者であっても実力はゴールドランカー相当ですので気おつけて会話をして下さい、貝巻さん!」
貝巻さんは不思議そうな顔をする、思案顔だな。
「少しこの会議が何故あるのか分からないが、重要な事なのかな奏凪長官」
「あゝ最重要だ、日本のダンジョンが世界に誇れる様になる、冒険者達もな!」
また 俺を見ている貝巻さん、何か俺に言いたそうだな。
「少しいいかな、その冒険者に質問しても?」
「八木君どうする」
貝巻さんが聞いてきたので、和久井さんが担当の八木さんに聞いてくる。
「サダ様をゴールド、いやミスリルランカーとして会話をしていただけるのなら許可します、この所変な職員の所為でサダ様にダンジョン庁は信用を落としてしまっているのですからね、お願いしますよ貝巻支部長」
「ゴールドでは無く、ミスリルランカーとはどういう事ですか奏凪長官!」
奏凪さんは考え喋り出す。
「ゴールドなら何人も要るだろう、ただ日本にはミスリルランカーはまだ居ない、彼が恐らく最初に達成する冒険者だ!プラチナなら、今回の金の糸で達成するはずだよな、中立!」
何故か、気安く名前を呼ぶ長官、確かに民間人だけど良いのかな?
「久しぶりに、名前で呼ばれましたね、奏凪長官まあ昔なら奏凪で言いますがここは公式の場で銀座のクラブでは無いですよ奏凪!」
(サダ様、二人は大学の同級生です、仲はいいんですよ)
八木さんは俺に囁く、へー二人は同級生なんだ!新たな新事実。
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