第86話 通路を通ってつくばエキスプレス駅に行く!

さて折り返し、今度はつくばエキスプレス駅に向かう。

途中には枝道の洞窟があり、先は新宿線のホームだと言う。


「さあさあサダ様、早く行かないと、あちらのホームよりも支部に行く時間になりますよ」

「八木さん、明日だよ支部に行くのは、今日は此処のダンジョンを楽しむからね!」


仕方ないと言う顔で俺を見てるがライトで少し怖い、こお言う時は綺麗は不利だね。


そして通路の洞窟で蜘蛛が現れる、なんて大きいんだ!2m位ある。


「待ってください、イレギュラーですみなさん逃げますよ」

中立(妹)さんの掛け声で、みんな日比谷線のホームに向かう。


「ねえ八木(埼玉)さん、盾やっていいかな?」

「サダ様は魔法を使えますの?確かにあの時はアイテムBOXを動かしましたけど?」

「駄目よお姉ちゃん許可したら、幕張メッセでえらい目にあったからね!死神に向かうなんて普通考えられないから」


「中立さん、あの蜘蛛は倒せますか?」

八木(埼玉)さんは中立兄妹に聞く。


「イレギュラーは無理です、何故なら普通の蜘蛛の魔石の位置は、背中の模様の中心です、背中は硬いのでひっくり返して腹から突かないと壊せませんよ、イレギュラーだと同じとは限りませんしね」

俺は思う、なら試しにやってみるか!


「盾」

俺は魔法を唱えると透明な板が現れる、そこに蜘蛛が激突ヒビが入る。

蜘蛛は勢いで弾かれる。


丁度腹が見えたので、貫通を30発程撃ってみる。

光と共に姿が消えて、足元に金色の糸の束が落ちている。  


「よし成功、盾はまだまだ柔らかいけどどうにか止められた!もう少し厚くしたいな、それとドロップ品を拾おう」

俺は糸を拾ってみんなの方に戻る、何故か止まっている皆さん?


「サダ様、何ですかあの威力の貫通攻撃は?」

八木(埼玉)さんが言うと、中立(兄)さんも言ってくる。


「それよりも盾で突進を止められるんですか!」

「そうよ、イレギュラーを止めるなんて!」

中立(妹)さんが言うと八木(千葉)さんも涙目で言う。


「貴方、この間も盾で止めて攻撃判定されたのよ!また使って討伐出来なかったならどうするのよ!」

八木(千葉)さんは涙目で抗議してくる。


「マサシお前凄いなその手にある奴は、金の糸か?」

姉の言葉に、みんなが俺の手元の糸を見る。


「これが、あれだと凄い金額だよな妹」

「お兄ちゃん、さっきのスライムの金塊と良い、これもかなりの重量よ!売って下さいお願いします」


中立兄妹の言葉に、八木(埼玉)さんが俺に聞いて来る。


「なら査定の為に一度出ますか、昼も過ぎたしね」

食糧は持って来たけど、やはり日の当たる地上のが良いよね。


「なら事務所に行きましょう、お昼を用意しますよ」

中立(妹)さんが提案して来る、ただ八木さんはダンジョン庁のテントに行きたい様だ。


「サダ様、どちらかはダンジョン庁のテントに提出して下さい、我々が付いて行って何も品が無いと困りますので」


「八木さんどちらが欲しいですか?」

「金の糸をお願いします、本当の金か調べたいのでね」

新しい素材なら、確かにダンジョン庁が欲しがるな。


「ならブルードラゴンさんはスライム金塊でよろしいですか?」

「はい私共は、どちらでもよろしいので、これで会長に顔が立てられる」


親子でも大変だね、では戻ろうね!











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