第84話 初めての中級ダンジョン!

  中級ダンジョン編始まります!

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秋葉原中級ダンジョン、つくばエキスプレスと日比谷線、少し離れた新宿線が何故か洞窟で繋がっている。


地上出口はテント横の一箇所、他はコンクリートで埋めて入る事も出る事も出来ない様にしてある。


「サダ様お待たせしました、我々が周りで警戒しますので安心して行きましょう」

「なら私が斥候をするね、弟の初の中級ダンジョンアタックだからね」

姉が斥候を務めて、俺の左右に八木さん姉妹、背後は千葉支部長が務めてくれる。


それとやはり中立さんの息子さんと娘さんも付いてくる、時々此処に潜っているので道案内をしてくれるそうだ、入る前に魔物の種類を確認する。


「此処は何の魔物が出るんです?」

俺は中立さんの息子さんに聞く。


「スライムとイノシシはウリ坊サイズで肉が美味しいですね。それと蝙蝠は初心者ダンジョンサイズ、モグラは1mぐらいで穴が、落とし穴になってますので気をつける事位かな!」


此処で罠があるのか、明るいと良いな!

「重ね重ね先日の事はすいませんでした! 続きは私が言いますね、蛇は木の上や物陰から出てきます、それと蜘蛛もですね両方とも痺れる毒が有りますので噛まれないようにして下さい。

消毒液と解毒剤は有りますので、早めに治療しましょう」

娘さん、上から目線で無くなったね。


「此処で出る魔物で危ないのは、クマ、ワニ、半魚人です。クマはつくばエキスプレスの奥の方に生息してます、ワニと半魚人は新宿線に向かう洞窟に神田川の支流が流れていまして、そこに生息してます。

半魚人は川に引き込まれますので、橋を渡る時は足元を注意して下さい。

ワニは河岸に近づかなければ引き込まれたり、襲ってくる事は有りません」


何か急にダンジョン探索が大変になって来たぞ、大丈夫かな?


「あゝ言い忘れました、クマは1mぐらいで爪も長く有りません、力もボクシンググローブで殴られた衝撃位です」

「ワニも1mくらいで可愛いわよ、半魚人もカッパかなと思えるほど小さいし60cm位かな、端の端で手を出して来て川に落ちたらみんなで来るので気を付けて!」

ピラニアなのか?半魚人は!


「ただ落ち着けば解りますが川は支流、深さは50cm位で立てば歩いて渡れますので慌てないで下さい」

なんだ、大した事は無いな、やはりユルユルだね!


「それとイレギュラーですが、首無し騎士は馬に乗っています、踏まれると怪我をしますので、避けて下さい」

「後はオークという名の豚の魔物ですね、上級ダンジョンと違って四本足で全力で走ってきます避ければ大丈夫です、ただ3m位は大きさが有ります」


みんな直線で突っ込んで来るだけで、避ければOKね!でもそれって猪の大きい物なんじゃ無いのかな?


「後イレギュラーでは無いですが、日比谷線の奥にハチがいます。

蜂蜜が取れるので、上手く取ればかなり良い金額を稼げますが、ただ

刺されると腫れと痒みと熱が出ますので、近づかないで下さい」


蜂は嫌だね、痒くて熱ってマラリヤかよ!蜂で無くて蚊じゃないの?


そして暗闇のダンジョンにみんなで潜っていく!










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