第68話 またまた連休は幕張へ!

朝7時、家を出て幕張メッセダンジョンを目指す。


馬車では無く、自転車と電車でね!


今日から4日間は、ゾンビを倒した魔石で魔物狩だ!


ゲートでカードを機械に通して、最初はテントで買取表を一応見る。

ゴールドスライムは平日に3匹出ている、ただ違う日の様だ。


そして二番目のゲートにカードを通して中に入る、何匹か廊下にスライムがいるが体の中の魔石を見て放っておく。


そして今日は奥の建物のエスカレーターを降りて下に行く。


同じ雰囲気の暗い森の中をまずはライトで照らして探索! 冒険者をしている俺、魔石を置くのは狩人かな。


そして何故か、俺を追って来る人がいる、八木さんだ!


「八木さん、何故俺を追いかけて来るんですか、それに職員の仕事はどうしたんです!」

隠れていても、ライトでわかるのに、木の影に隠れている。


「いい加減に出て来てください、何の用事です!」

俺は怒った口調で八木さんに語りかける、へへへと笑いながらこちらに出て来る。


「ごめんね、どうしても光る白い肉の討伐を見たかったの、平日は全然来ないし、やっと来たら直ぐダンジョン直行するし、お姉さんはマサシくんと少し喋りかったんだウフ」


唇に人差し指を添えてニコニコ笑ってる、何だこれは噂に聞くハニートラップと言う罠か、俺は捕獲されるのかよ!


「待って下さい偶然会ったなら仕方ありませんが、冒険者が行う行動に秘匿義務が有りますよ、俺の行動は機密情報です! 職員さんなら知っていますよね」


不味いと思ったのか、裏を向いてしまう、そして走って消えていった。


「何だあのお姉さんは、帰りにテント行きたくないな」


それでも俺は気お取り直して、ゾンビの魔石を十個づつ置いて試して行く。


スライムや蜥蜴が来るが、蝙蝠は来ないしウサギも来ない。

蜥蜴も光るのは来たけど、肉にはならなかった。


「やっぱり、ウサギを狩って試すしか無いな」


ゾンビ魔石を今度は百個単位で草の中に撒いていく、やはり食いつきが良く、ゴールドスライムが一匹掛かった。


「やはり、数を撒かないと釣れないね、あとはゾンビゴールドを撒いて来るかだな」


金のゾンビ魔石は数が少ない、ショッピングモールダンジョンなら確実にスライムしか来ないけど、此処には他に三種類の魔物がいるどうなるかな?


白のゾンビ魔石の横に金のゾンビ魔石を置く、果たして何が来るのかな。

現れたのはゴールドスライム、本日二匹目だ。


俺は倒して金塊を拾う、まあ1kぐらいだろうね!そして二個目も撒いてみる。

やはりゴールドスライムがやって来た、これもサクッと倒して金塊を拾う。


「このまま一個づつ出してゴールドスライムの、新記録を作るのもいいかもしれない」


袋に仕舞おうとした瞬間、ライトの光が見えた。


「八木さん、やっぱり見ていたんですか!」

「へへへごめんね、隠れて見てた凄い方法ね」

木の影から八木さんが出て来る。


「困りましたね、この秘密はまだ誰にも開示していないんです、それを見てしまって!」

俺はバットを肩に担いだ。


「待って待てって、殺人は行けないわよ、まだ未成年ですし先のある人生!これしきの事で明るい未来を閉じては行けません!」


誰が未来をとじるんだよ、仕方ないが頼むか!


俺は携帯を取り出して電話を掛ける。








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