第60話 ステータスの中って!

安達さんも落ち着いて来たので、続きを聞いていく。


体力/上限体力 1000/1000。

MP/上限MP 200/200。


「これは多いのですか」

俺が効くと和久井さんが答える。


「恐らく魔法は、二百発は撃てるだろう、ただ先ほどの巻物のⅡの数字が何を表しているかだな」

和久井さんが言うと、さっきまで黙っていた黒井さんが追随してくる。


「体力は、怪我とか疲れにより違うのかもしれない、現役の頃魔物と戦って疲れてくる、翌日はまた治って戦える状態に戻る。

それを数値化で表しているのかもしれない」


そうなのか? これを見ながら戦闘をすれば危険なら撤退出来るな。


「では次は、自分の能力の事みたいです」

力/上限力 100/100

剣力/最大剣力 500/500

技力/最大技力 格闘家でない為表示無し。

スピード B

魔法スピード A

知力 中学生並


「確かに俺は中学生だよ、安達さんは大学生卒並と出ていました」

これくらいは言って良いだろう、本人はフフンて顔だな。


「上限が合って最大もあるなんだろ〜な!」

「恐らくは、加減の事だと思いますよ、全てを使うと何かが起こりますねきっと!」


「後で教える項目に剣技名で一撃最大500力までとありますよ、一撃の力の最大を500までと言う事ですかね」

「そうだろう、500力てどの位なんだろうな?」

「それと500力一度に使うと、残りは無いから戦えないのか?」


「それも検証だな、サダ君が中学生じゃ無ければ、毎日検証してもらうんだがな」

「すいません、まだ当分義務教育です」

少し嫌味で言うと、みんなが俺を見る。


「悪いサダ君、忘れてくれすまん」

「そうですよ和久井さん、気お付けて下さい、サダ様は未成年者ですからね、サダ様続きをどうぞ」


「先程言った通り、剣技や格闘技、魔法の名前などです」


剣技名 弱者破壊(強者には通じぬ)・一撃(最高500力まで)

格闘技名 無し。

魔法名 雷(Ⅰ)発電(Ⅰ)ライト(1)稲光(Ⅱ)貫通(Ⅱ)盾(Ⅱ)


「先程言った通り、剣技名で一撃とか、魔法名の後に(Ⅰ)(Ⅱ)とかありますよ」


「剣技の最高500力どの位の破壊力か見てみたいな!」

「魔法の後の数値は、消費魔力だと思うぞ! 恐らくな」


「なら500力は体力を無くすのかな」

「魔法がそうなら、500力の出所は体力の所が減るしか無いだろー」


「小説やマンガの防御て無いんだな?」

魔法の盾は有るけど、使わないとわからない?


「それって、ドロップ品の盾とか鎧にあるんじゃないか?」

「此処に無いから、サダ君に後でお願いしよう」

「良いですよ、俺も色々な武器や防具を見てみたいしお願いします」

みんなニコニコ顔になっている。


「では最後は持ち物の中身まで見えます、その中の財布の中身までです。

合ってましたか安達さん?」

「ええと、合っています、サダ様のバカ」

安達さんはそっぽを向いた、八木さんは笑っている。


俺の持ち物は少し変わった。

リュック・消臭スプレー・消毒液・霧吹き機・携帯・バット・無限アイテムBOX(中身隠匿)+時間停止付き・魔法の指輪+100MP。


箱が二つ消えた。










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