第59話 ステイタス確認!

しかしこのステイタス、どう解釈するんだろう?俺が考えていると声がかかる。


「サダ様、何か困りごとですか、名前が消えたとか?」

八木さんが行って来たので俺は答える。


「イエ、ステータスを確認してまして、分からない事ばかりですが、聞く事をどうしようかとね」

先程言われた通り、これは機密情報で冒険者で覚醒者の大事な情報だ。

「ではこれから言う事はメモも録画も何も残さないで下さい、お願いします」

俺がお願いすると、奏凪さんが言ってくる。

「ああ全てをの事を聞くが忘れる、録画もメモもやめてやってくれ、

これから聞く事はドアを出たら忘れてやってくれ!」

奏凪さんの言葉にみんな頷く。安達さんもビデオを止める。


「では書いてある順で言いますがその都度教えて下さい、では名前から」


名前 サダマサシ

年齢 十五歳 男(童○)身長170cm体重65kgスリーサイズ男はいらねー

職業 魔法士→魔法師まで後0/200・剣士見習い→剣士まで後0/500


此処で俺は質問をする。

「職業、魔法士と魔法師それと剣士見習いと剣士聞いたことありますか?」


「まず職業自体が聞いたことない、そんな職業があるんだな」

「俺も初めて聞いた、上位中位冒険者とかに分けていたが、これからは魔法を使えれば魔法使いとか、剣で戦う奴は剣士とか、殴ったり蹴ったりする奴は格闘家とかにするか?」


「はい、もう少し細部が分かれば嬉しいな」

「でもわかるのは彼だけだろう」

「何か方法は無いだろうか?」

みんな意見を出していると、安達さんが近づいてくる。


「サダ様実験に付き合ってください、私の手を握って私のステイタスは分かりますか?」

そう言って俺に手を出してくる安達さん。


確かに、持ち物の名前や内容は分かるけど、人はどうだろう?

俺は安達さんの手を握ってみる、何も見えない。


「やはり無理みたいです、ただ握るだけだと」

「なら私安達のステイタスと唱えて、魔力を流してください」

安達さんは提案してくれるが大丈夫だろうか?


「良いんですか、何が起こるか分かりませんよ」

「良いんですよ、私はダンジョン庁の職員ですから、労災はおります」


仕事中の怪我に成るのか?ならばと俺は今度はステータスと唱えて魔力を流す。

何かが見えてくる


名前 安達ユメ

年齢 二十四歳 女(○女)身長158cm体重40kgB78(Aカップ)W60H80(少し垂れてる)

職業 人/一般人

体力/上限体力 50/50

MP/上限MP 10/10


力/上限力 10/10

剣力/最大剣力 剣士でない為表示無し

技力/最大技力 格闘家でない為表示無し。

スピード E

魔法スピード F

知力 大学卒業程度


剣技名 無し

格闘技名 無し

魔法名 無し


持ち物 ポーチ(財布、千円札五枚、五百円玉二枚百円玉一枚十円玉五枚)・消臭スプレー・生理用品・口紅・ハンカチ・携帯・テイシユ


「ええと見えました、ただ言えませんね個人情報ダダ漏れです」

俺は顔が赤くなるのが分かる。


「えっえっ何が見えたんですか教えてください」

「いやでも、まずいですよ言えません」

「なら書いてください、記念に貰っておきます」

仕方なしに安達さんと隅の方で俺は書き始める、八木さんは後ろから見ている大丈夫だろうか。


年齢の後の()の中を書いたら取り上げられた。

「待ってください、これもわかるんです」


俺は頷くしかない、八木さんはニコニコしている。

「さあサダ様、続きをどうぞ、安達さん止めてはダメです、自分の鑑定なんて中々出来ませんよ、それにそれは真実なのは当事者しか分かりませんからね」


「先輩も鑑定して貰って下さいよ、私もみますからね!」

「とにかく続きを書いてください、サダ様」

俺は残りも書く、また止められ最後の方も止められるが、最後まで書き終えた。


「ポーチの中身まで、財布の中までもですか、後へーえ凄いですね」

八木さんの感想、そして和久井さんが聞いてくる。


「それは俺たちもみて良いものか?」

「「ダメです」」


「和久井さんセクハラで訴えますよ!」

八木さんは怒り顔で和久井さんをみる。


「すまない忘れてくれ」


安達さんはポーチに紙を隠した。スリーサイズの所の()が安達さんの機密情報らしい!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る