第58話 俺の実力?
ステイタスと呼ばれる、透明で白い文字の黒板。
(黒地でないので白板かな?)
内容は無いよと成らず、かなり貴重な事が書いてある。
名前 サダマサシ。
年齢 十五歳 男(童○)身長170cm体重65kgスリーサイズ男はいらねー。
職業 魔法士→魔法師まで後0/200 ・剣士見習い→剣士まで後0/500。
体力/上限体力 1000/1000。
MP/上限MP 200/200。
力/上限力 100/100。
剣力/最大剣力 500/500。
技力/最大技力 格闘家でない為表示無し。
スピード B。
魔法スピード A。
知力 中学生並。
剣技名 弱者破壊(強者には通じぬ)・一撃(最高500力まで)
格闘技名 無し。
魔法名 雷(Ⅰ)発電(Ⅰ)ライト(1)稲光(Ⅱ)貫通(Ⅱ)盾(Ⅱ)
持ち物 リュック・消臭スプレー・消毒液・霧吹き機・携帯・バット・金の箱(無限アイテムBOX、時間停止付き)・黒の箱(魔法の指輪+100MP)
あれ箱の中身が見えている、無限アイテムBOXに魔法の指輪だって!
「ええと、誰かその箱の開け方は分かりますか?」
俺が質問すると、和久井さんが答える。
「確かひねるんだと思った、何方向か捻ってみてくれ」
俺はそれを聞いて、箱を両手で持って左右反対に回して捻ってみる。
持ち方変えた2回目に、撚れて分かれたら、指輪が落ちた。
そして四角いBOXは消えた。
落ちている指輪を眺めて、みんなに聞く。
「指輪が本当に入っていた、着けても良いですか?」
奏凪さんが代表で答えてくれる。
「君の物だ、好きにして良いよ、ただ先程中身が分かっていた様な事を言ったね?」
「ええ、ステイタスに書いてありました」
みんな驚く、そして和久井さんが聞いてくる。
「サダ君、そんな事がわかるのかステータスの表示は?」
「ええ書いてありました、黒の箱魔法の指輪+100MPてね」
みんな驚く、そろそろ 驚くのを辞めにしてくれないかな。
「金の箱も開けますね」
そう言って、金の箱も捻ってみる、今度は一発で撚れた。
ベルトにつけるポーチみたいな物が落ちて、金の箱は消える。
どんな仕組みで、箱は消えるのだろう?
それよりもこのポーチを検証したい。
「それでは少しお待ちください、ベルトに付けますので」
後ろを向いて、ベルトを外して付けてみる、ステータスにある箱は消えて、品物の名前になる。
よく見ると、どちらも持ち主の項目が空欄だ。
「すいません、持ち主の登録はどの様にするんですか?」
八木さんが教えてくれる。
「サダ様、まず魔力を通します、先程魔力はありましたか?」
「MPですかね、それならありますよ、ええと200ぐらいです」
八木さん以下全員驚く、もう驚かないで下さいね!
「それは恐ろしく多いな、世界最高で三百ぐらいだったか?」
「上位冒険者の方で、魔法五十発MP五十と言われてます」
「なら上位冒険者の上か、覚醒者はやはり凄いな」
「これがダンジョン外で使えたら、もっと凄いだろうにな!」
「犯罪者が増えますよ、支部長」
「悪い八木君、続きを教えてやってくれ」
八木さんはまた俺を見る。
「では、手を繋いで、魔法循環と唱えてください、何かが通る感覚が起こります、それが魔法の元で、外に出すと何らかの現象が起こります。
サダ様は雷ですので気お付けて下さいね」
言われて、左右の手を握り、魔法循環と唱える。
確かに何かが、体の中で動く、指輪が光。
「中級以上のダンジョンでは色々な種を魔物が落とします。
割ると何らかの作用が働き、魔法が使える様になります、サダ様は覚醒者なのでその行為を確認する前に魔法の発動をする事になったのですよ」
やはり、上のダンジョンに行かないと中々成長しないんだな。
「では、右手をBOXに入れて下さい、左手に流す感覚でやってみてください」
俺はポーチに魔力を流す、先程指輪が光ったので今度も光れば大丈夫だろう。
少しして発光する、登録は大丈夫かなステータスで確認。
持ち主の所に俺の名前がある、成功したみたいだ。
「八木さん無事に両方とも持ち主になれました」
「おめでとうございます」
「サダ様おめでとう」
女の人二人が祝ってくれる、綺麗は嬉しいね!
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