第53話 日曜日後半の部
戻ると、ゾンビ湧きに遭遇した、全て倒したがゴールド魔石には合わなかった。
そして又十個からの所を百個置いて始める、百個・二百個三百個〜千個・二千個・三千個中々現れない、そして又新たなスライムが現れる、ブラックスライム!
「おいおい今度は黒かよ、でも今度こそ倒さないとな」
近づき一撃で倒すと、巻物が現れる。それを拾って外の文字を見る。
[秘伝の巻き物・雷魔法Ⅱ]
まさか雷の魔法を使えるのか?それもⅡて1は何処だ、その先も有るのか?
それを背中のリュックに詰めて検証を続ける。
そして合計一万五千個目に、現れたゴールドスライム、一撃でなんと2度目の二個出し! かなり重い金塊が現れる。
「これって、最後は新記録かな、でも時間は二十二時もう時間が無いぞ」
俺は残りを床にぶち撒ける!
どんなスライムでも色が付いていてくれ、俺は祈る。
それでも透明なスライムは白い魔石をたべて行く、無くなって行く白の魔石の山。
「残り三十分やはり無理か、欲を掻きすぎたか! 早く来てください」
無情に過ぎる時間、時よりゾンビを退治して五分前! ついに来たよレインボーカラーのスライムが。
「アイツかなりの食欲だな、山がすごいスピードで無くなって行くぞ」
そして後ろから近づき、一撃を加える。
ビシャーン、スライムが潰れて四角い箱が現れた。
拾い上げてマジマジと見る、金ピカな四角い箱継ぎ目が無いので何処が下か分からない。
「かえって下に行ってみよう・・・ゴールド!」
足元にゴールドスライム、俺は足で踏み潰すとパーンと弾ける。
足元には金塊と黒い四角い箱、またつなぎ目が無い。
時間が無いので、慌てて拾うが、黒の箱はリュック、金塊は腰袋に入れて手で持っていく。
慌てて下に走って、テントに行くと八木さんと笑顔で迎えてくれる。
「サダ様お帰りなさい、首尾はどうですか?」
「お疲れ様」
綺麗な笑顔が眩しい、ただ揉み手はどうなんだろう?
「ええと、かなり頑張りました、金塊の査定をお願いします、後明日来ます」
俺はそう言って金塊をトレーに乗せる、その数三個。
二人の顔が変わるのが分かる。
「サダ様これてまさか、新記録の七体目ですか?」
俺は右手にVサイン、左手に人差し指を出す。
「その手の意味は何なんですか?」
「先輩、二匹で2個と一個の意味ですよ!そうですよねサダ様」
俺は頷き駐輪場に行く、残りの巻物とBOXは明日聞こうと、どうせ支部に連行されるだろうしね。
裏では綺麗な女のダミ声が聞こえる。
俺は自転車を走らせ家に帰る。
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「何よこれ、秤は有るけどどう報告すれば良いのよ」
「先輩、サダ様ですので諦めて、重さを測ってモニターをチェックしましょうね」
モニターをチェックしていると、変な物が見える。
「あれあの黒いのなんでしょうか?」
「どれどれ、スライムよね、黒いけど・・・あっ潰した。
・・・ちょっとあれ何!」
二人で巻き戻してスローで見る。
「ええと巻物ですかね?」
「そうよそう巻物よ絶対!」
「ならサダ様、巻物も見つけたのかしらね先輩」
「なら世界で二十番目の覚醒者!」
「先輩どします?」
「明日連行するから五階会議室予約入れて、それとまた全員集めて!
また今日も残業よ、お肌に悪いわね、エステ手当出るかしら?」
「まあ仕方ありませんね、三十路手前ですから先輩は」
「あなただって、イブじゃないの、それに私は二八よ」
「四捨五入です、私は二十歳です!」
「貴女覚えてらつしゃい、夏のボーナス最低にしてあげる!」
「それパワハラです、訴えます!」
「ならやめてサダ様にパーティーメンバーに入れてもらうわよ、交渉担当でね」
「なら訴えません、私が辞めてメンバー入りします」
「このー、裏に来い」
「ここは女子校では無いです」
今日も残業だが、ショッピングモールダンジョンは平和だ!
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