第47話 賠償品金額⤴︎
画面に現れた人を八木さんに教えて貰った。
奏凪さんの他は、防衛省の柳生さん、官房長の楠木さん、女の人は文科省の大徳寺さんとの事。
「では続きを始める、まずは柳生さん、身内に女の先生は居るかな?」
奏凪さんの質問に柳生さんは答える。
「居るが教師の娘だ、朝にダンジョンカタログをサダ君に渡してくれと言ったが?」
「あそこに居る若い子がサダ君だ、ならそこは合っているな、では文科省の大徳寺さん、教師が生徒の内申を理由に脅す事はあるか?」
今度は大道寺さんに聞く奏凪さん。
「まさか、そんな事は絶対に有りません、そんな教師は免許剥奪です!
それに報告は来ていませんよ」
「では大道寺さんに言う、今回ある魔物の討伐が合って、防衛省の契約警備員が冒険者の邪魔をした、その賠償を防衛省が行う事となっている。
おそらく賠償品を選ぶ為に柳生さんが、娘の教師に託したのであろうと推測する。
ただその教師がその賠償品が高額の為に、聞かなくていい事をサダ君に聞いてきた、機密事項であるのにだ!それも内申を人質にな!」
奏凪さんの言葉に画面の残り三人は驚いている、こちら側は全員頷いている。
全く困った担任だ!
「そこでだ、柳生さんまずはどおして娘さんに依頼をしたんですか?」
奏凪さんが聞くと柳生さんが答える。
「いや娘が担任なんで、すぐ渡した方が良いと思って依頼した、
ただその様な事になるとは思わなかった」
言った後に何処かに電話をかける姿がある。
「まあ後の祭りです、それと大徳寺さん、生徒を従わす為に内申で脅すのは省あげての事ですか?」
奏凪さんの問いかけに驚く大徳寺さん。
「そんな事は絶対に有りません、何処の教育委員会でもそんな通達出すわけ有りません」
「では柳生さん・・・柳生さん」
柳生さんは電話を持って罵声を出している、みんな注目している。
「柳生さん柳生さん!」
「あゝ、切る家で待っていろ! えーと皆さんすまない我が娘の暴走だ!
それで、悪いが今回の事はワシが悪い、部外者に頼んだのだからな。
それでサダ君だったな、賠償品の最低金額を十億円ちする、どうかそれでお願い出来ないだろうか?」
ええ、倍の品物選べるの、俺はニコニコ。
そこに八木さんが咳払い。
「ウォホン、サダ様即答はダメです、追って検討すると言って下さい」
画面の皆さんは驚いた顔、八木さんはすまし顔。
「追って連絡します」
俺が言うと柳生さんが答える。
「分かった、良い方向で検討してくれ、それではこれで」
柳生さんの画面が消える。
「なら、これで会議は終わりだな」
楠木さんが言うと、奏凪さんは睨みつける。
「まだ文科省の処分と賠償が決まっていないぞ楠木さん」
「待って、ウチが何を賠償するの? 処分は分かるけどね」
「それは冒険者の機密情報の秘匿義務だ、彼サダ君が画期的な事を発見してな、その事は機密情報で秘匿するものと前会議で決まった。
その通達は、全省庁に配布済み見ていないとは言わせない」
「実際そんな通達知らないわよ、見ていませんよ全然?」
大徳寺さんは、とぼけた顔で言う。
「楠木さんも見ていないのか?」
「俺は見ている」
「なら文科省内の伝令不足だな、サダ君の行動は機密情報、秘匿で聞かない事になっている、全省庁にだ! きちんと罰則もあるぞもぉ一度言う罰則もある、文科省はいくら払う、防衛省はさっき上がったから二十億円だな」
「待ってそんな予算、あるわけないでしょう、高額過ぎるわよ」
すると八木さんが手を上げる。
「あの日よりもサダ様の情報は格段に上がっています、貰うなら倍ですね、ここで言いますが、サダ様はゴールドスライムの捕獲方法を確立して、一匹で二個の金塊を集めてきました」
みんな驚く!
まだ検証中だよ、八木さん!
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