第43話 友達は選ぼう!

翌日は、誰にも起こされずに自分から着替えて下に降りていく。


「あら早いねアンタ、顔洗って来なさい」

俺は姉に言われて顔を洗いに洗面所に行く、ドアを開けると妹と目が合う。


「きゃー、お兄ちゃんのエッチ、扉を閉めて」

思い切り洗濯物が入った洗濯カゴを投げられて、俺は扉を閉める。

俺は180度回れ右して食堂に行く。


食堂の入り口で姉を睨む!

「ごめんごめん、ヒデミがシャワー浴びていたか、なら先に食べてて女は支度が長いからね」

仕方なしにトーストを食べ始めるとヒデミが入ってくる。


「交代、お姉ちゃんも言っといてよ、それにお兄ちゃん早く起きすぎよ!いつも見たいにお姉ちゃんか私に起こされれば、こんな不幸にならないのに」


不幸って、俺の早起きが原因かよ。


「そうねマサシの早起きが悪いわよ、気おつけなさい」

姉も俺の早起きが原因だと言うのか、鍵を閉めない妹とが悪いだろうに。


そんな朝の出来事を忘れて俺は学校に行く、門で妹と別れて教室に入る。

席に着くと友達が集まってくる。


「サダ〜ビッグニュースだ! あのいつものダンジョン、ゴールドスライムが復活したぞ!」

「そうそう、掲示板に出ていた」

「復活最短新記録だってさ」


まあ俺が復活させたのだから、知らないわけは無いが言えない。


「よかったよ、また目標が出来て夕方から楽しく成るね、一発千金」

俺がみんなの顔をみて言うと。


「そうだぜ羨ましいよ、先に冒険者に慣れてさ、早く十五歳になりたい」

「国が認めたバイト、特に近所にあるダンジョンはゆるゆるダンジョンで、散歩感覚で行けるからな」

「小学生だって、倒せるぞスライムなら」

みんなで頷く。


「ただ三階はゾンビコーナーで、匂いが酷くて素通り、二階でスライムを狩るのが王道だから競争率がまた上がるね」

よく調べてるなユウマ!


「そこをサダ君が、ゴールドスライムの討伐して稼いで、みんなに奢ってくれれば、先に冒険者になった事は嫉妬しないぞ!」

おいおいソウタお前は!


「そうだなお金持ちは親友だ」

ハルトお前、コイツら何気にたかってくるのか、情報はどうした?


「そこでだ、第3回の情報交換を土曜日に開催したい。場所はまた奏凪邸車庫だ」


「勝手に決めて良いのか?」

「彼女には許可を貰っている、本音は今度は甘味みたいだよ」


「それって俺は腹一杯にならないよな?」

「女子達との交流、今のうちに慣れようよハーレム王」

「そうそう、頑張れハーレム王」

「おこぼれを下さい、彼女欲しい」


コイツら飯と女の子たちを俺を餌に集める気だな!


「君達、面白い事を言っているね」

「「「「先生」」」」


後ろから声をかけて来たのは担任の柳生先生だった。


「サダ君、放課後生徒指導室に出頭ね」


何故俺だけ?


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