第40話 スライムは魔石を喰らう!
みんながもお一度、俺に注目する。
「本当に、秘匿をお願いしますね、俺も完全には検証してない方法です。
ただ昨日は成功しました」
「おおそれで具体的に話してくれ、お願いする。
ここにいるもの達だけが証人で絶対秘匿者だ!」
支部長が俺以外に、顔で睨むと全員が頷く。
「ではまず最初に発見したのは、四匹目か五匹目か忘れましたが、ゾンビを大量に倒して、白の魔石を拾う時にスライム達が魔石を食べ始めました」
「待て待てスライムが魔石を食べたのか?」
支部長が話を遮り、身を乗り出してくる、俺の隣の八木さんは(一)と小声で言っている。
「はい、俺はよく大量のゾンビを倒すので拾うのが遅く、スライム達に食べられて収入が少なくなります、今なら二百円の魔石が三十円五十円になり凄く悔しいです。」
「ああそうだな、半分以下の収入になるなら悔しいわかるぞ、続けて」
「思い出しました、五匹目です。そして近づき倒して金塊になりました。
そして休んだ後、精算の為に訪れたテントで言われました、シルバーランクに成るのには税金を抜いて一億円の獲得金がいると言う事、そして六匹目のゴールドスライムを採りに行きます」
支部長が腕を組んで(そうだな一億円だな)と小声で言う。
「まず上に行って消臭スプレーを体全体にかけて下に降ります、するとゾンビは気がつかないのです、もしかしてスライムも」
また支部長に止められる、八木さんは(二、三)と小声で言う。
「待て君は、消臭スプレーで気配が消せると思っているのか?」
支部長の質問に俺は首を傾げる。
「ええだって、フードコートにゾンビは来るんですよ、なら匂いで寄ってくると思いますよね」
「そんな事は誰も思わないぞ」
支部長は首を捻るが、八木さんは小声で(四)と数える。
「でも消臭スプレーをかけると、ゾンビはほぼ素通りします、なので音を立てなければ消毒液で倒せます」
支部長は続ける様にジェスチャーしてくる。
「そして、百匹以上のゾンビを倒して」
また支部長に止められる。
「待て待て君は、百匹以上のゾンビを倒せるのか? 匂いはどうする吐きたく成るだろう?」
「消臭スプレーはゾンビにも効きます、臭くなったら空間にも巻きます」
八木さんは(五、六)と小声で言う。
「えぇと、匂い消しがゾンビにもその建物にも効くのか?」
「はい、多少ですが残りますよあの匂いは、でも蓄積はされません消臭スプレーをかければね」
八木さんは笑いながら(七)と小声で言う。
「そして集めて、割と広い所に撒いて、三時間待ちました。
まあ普通のスライムには食べられますが、ゾンビが出れば討伐して、魔石を補充していました」
「頑張って、粘ったんだな」
「そして、終了間近に六匹目のゴールドスライムが現れて倒しました」
「そこまでで誰か質問があるか?」
支部長が、みんなに聞いてくる。
「サダ様、そう言えばゾンビが大量に湧く事もご存じですか?」
「あそこのダンジョンの三階は大体、映画館の中から発生します、
スクリーンの裏から、スクリーンを巡って黒い空間から現れます。
そして三時間で10体になったら一斉に映画館十ヶ所のドアから一斉に出てきます、その間は出て来ないので、前回残っていた野良のゾンビを討伐します」
「よしこの情報で十個になったわよ、サダ様ご苦労様、支部長凄い情報でしょう!」
八木さんはニッコリと笑う、綺麗はずるい。
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