第26話 みんなで移動!
そして土曜日、授業が終わりみんなで食事をどうしようと悩む。
「確かにファーストフードだと、話し合いに不適切だね」
「そうね、ファミレスの方が良いかな」
「ただ先週と同じメニューになるぞ!」
俺が言う。
「それでもいいかな」
「ハンバーグだけ変えれば?」
まぁメニューは沢山あるから変化は出来るか!
「何処かの部室空いてないかな?」
「理科室は確実に空いてるよ」
「各実習室か、先生の許可いるよね」
少しナイスな提案だな、ただ食べ物を食べれないぞ。
「それよりも、何か買って誰かの家に行かない」
「ああそうかその手があるね」
そこは気が付かなかった盲点だね。
「私の家に来る、車庫が空いてる、お父さんが車を乗って行ったから夜まで帰ってこない」
奏凪さんの提案して来る。
「なら、宅配ピザにしようか、色んな種類を頼んでシェアしようよ」
そうだが言うとみんなが頷く、すかさず俺が決定してしまう。
「よし決まりね! お金は出すから途中で飲み物とお菓子も買っていこう」
俺はみんなに提案、話し合いには菓子と飲み物は必需品だもんね。
「テーブルと椅子はあるの?」
「四人分はあるはず、あとは空箱でいいかな?」
奏凪さんは自分の家なので思い出しながらの提案してくる。
「それで良いよね皆んな、では買い物しながら出発進行!」
俺の号令でみんなで教室を出て行く。
下駄箱に行くと視線を感じる、妹たちだ!
「ほらまたみんなで何処かに行くようよ」
「本当、ヒデミが言った通り」
「全く浮気者ですね、やっぱり同級生が良いんですね」
「本当、明日この中の誰が来る人なんだろう」
ヒデミと同級生は明日の予想をしている、止めろ聞こえているぞ!
「ねえねえ妹ちゃん、なんの話かな」
奏凪さんが妹の方に行く。
「何でも無いですよね」
「「そうです」」
奏凪さんの質問にソッポを向いて答える妹達、答えになってないぞ!
「まあ良いか、貴女達も一緒に行く」
奏凪さんは俺に断りもなく、妹達三人を誘っている。
「行って良いんですか?」
「「本当に」」
三人は今回も一緒に行くんですかい、妹よ自主的に帰って良いんだぞ!
「だって貴女のお兄さんの奢りよ、家族だし遠慮は要らないんじゃないかな、ねえサダ君?」
俺に聞いてくる奏凪さん、断れば家でヒデミに何を言われるか分からない。
「まあ仕方ないですね、妹達だしね」
俺は諦めの表情で答える。
「さすがお兄ちゃん太っ腹、なら付いていきます」
「「オー」」
また先週のメンバーで、今度は奏凪さん宅にお邪魔する。
途中で、お菓子や追加の飲み物をコンビニで買って歩いて行く。
着いた先は、車が5台も入る車庫。
「広いね、この車庫」
「みんな何処かに行ったみたい、テーブルと椅子はそこにあるやつ使って、足らないテーブルは段ボールでいいかな、椅子はそこの所にあるパイプ椅子を、あゝこのキャンプ用のテーブルも広げてくれる」
隅が物置と化している車庫、色々な物が置いてあり座る所と物を置く所を確保できた。
後は、昼飯代わりのピザを頼むだけだ。
一人一枚でセットメニューを十三人分だから、味を楽しむためにメニューの上から十三品を押して注文完了。
「ではピザが来る前に乾杯して菓子でも食べてくれ、乾杯」
また俺が音頭で乾杯する。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます