第25話 連絡来ました!
翌日の放課後は妹と寄り道予定が、妹の同級生も一緒にくる。
「ほらほらお兄ちゃん、好きなハーレムよハーレム」
確かにラノベにある男一人に女の子三人のハーレムパーティーだな!
ただし、この間まで小学生の女の子には何も感じない。
「全くそんなんじゃ、モテないよお兄ちゃん」
そお言って俺の腕にしがみついてくる妹。
二人の同級生は、少し離れ気味だ。
「ネエネエ二人とも何食べたい、お兄ちゃんの奢りだから遠慮なくリクエストをどうぞ!」
「リクエストと言われても」
「そうよね、ヒデミに任せるわよ!」
「なら駅前のケーキ屋さんの二階の喫茶コーナーに行こう」
俺は手を引かれて妹達と駅前に、すると前から会いたく無い人が、歩いてくる。
「よう九時間ぶり、よく会うな弟妹ハハハ」
姉が挨拶してくる、背後の二人は会釈している。
「お姉ちゃん学校終わったの?」
「今帰りだよ、何処に行くんだ?」
「アソコ」
妹は指を刺す、それを見て何故か姉が納得の表情になる。
「アソコはチョコレートパフェが美味いよな、マサシの奢りか?」
「正解! 一緒にいく?」
姉は頷き、先頭を歩き始める、何故アナタにも奢らないといけないんだ!
そんな事を思っていると、姉が振り向く。
「どおしたんだろうね、マサシは! 昨日の夜帰ってこなくて心配した姉にケーキの一つ奢ってもバチは当たらないよ」
「だからどおして姉さんに奢る前提なんだ! 姉さんが奢ってくれても良いんだぞ」
「だってさ、マサシが奢りたいと言ってるもの」
俺の顔の何処にそんな事が書いてあると言うんだよ!そこで聞く。
「?何で」
「今の状況をお母さんに口止めする賄賂だよ賄賂」
「何もしてないだろう?」
「またまた将来のハーレムパーティーを今のうちに結成しているんだろう、このまま妹のヒデミを捨てて残りの子達と作るハーレムをとね!姉としては良いけど親はどう思う」
「母さんは、何とも思わないよきっと!」
「お前は知らないだろうけど、父さんのパーティーは全員女だった、
おそらく行方不明になったのでは無く。他の四人と逃避行だなと大人になった私は思っている、お母さんには内緒だよ」
「おいおい何処からそんな話が出て来るんだ!」
「ああ着いた、マサシ奢ってくれ、みんな上に行くぞ」
話しているうちに着いてしまった喫茶店。
「「「おー」」」
ヒデミと同級生二人は姉の後に付いて店内に突撃!
「待てよお前たち」
プルプル電話が震える。
「知らない番号だけど、昨日の事かな」
俺は電話のボタンを押す、出てきた声はチーフさんだ。
「サダ様の電話でよろしいですか!」
「はい大丈夫ですチーフさん」
「私名をまだ名乗ってませんね、八木と言います」
「メーメーの山羊さんですか?」
「いえ、8本の木の八木とです、これからもよろしくお願いします。
それで週末はお時間を頂きたいのです、この間の件の事です」
「土曜日は無理なので、日曜日にお願いします」
「日曜日はダンジョンに来ないのですか?」
「は〜、この間の事があって中々行く気が起きません、すいません」
「なら早く解決して、来てもらえるように午前中にご自宅にお伺いします、保護者の方にも一緒に聞いてほしいので同席をお願いします」
「母親だけでよろしいですか」
「はい、保護者の方ならどなたでもよろしいです」
「なら帰ってから、母に聞きますので、また連絡します」
「ではいつでも電話を下さい、お待ちしています、それとお伺う住所に登録変更は無いですよね?」
「はい登録した住所に住んでます」
「ではご連絡お待ちしてます」
「はいさようなら」
俺は通話を切る。
後ろに気配が?
「何をしているんだみんな!」
四人とも店に入らず俺の会話を聞いていたみたいだ。
「保護者がどうのこうのと言っていたようだよね」
「何故聞いている姉さん」
「いやー女の人の声だったね、保護者か、ヒデミ夜は母さんを交えて家族会議だな」
「何でおねちゃん?」
姉の提案に妹は思案顔で聞いてくる。
「女で保護者といえばあれしか無いだろう、少し年配だし同級生の親だな!さあマサシ白状しろ、同じ組の女の子か!」
姉は俺を羽賀いじめして、聞いてくる、そこに妹が爆弾を投げ込む。
「そおいえば、この間六人の同級生達に奢っていたよお姉ちゃん」
段々と俺の顔が痛くなる、そろそろ世間体があるから話してくれよ姉。
ヒデミの同級生が怯えているでは無いですか!
「ならヒデミは会った事があるのか、事情聴取にパフェを食べよう、中に行くよみんな、ほらマサシ奢り」
そのまま連れて行かれる俺。
「おいお前たち、まず人の話を聞きやがれ、特に姉さん!先ずはこの腕を解いてくれ!」
なんだか騙されたように店にはいつて行く、そして散々奢ってやったよ!
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