第16話 ダンジョン情報II

ハンバーグとライス、お待たせしました。

メインの料理が、届いて食べ始める。


「どうだサダ君、これだけでも奢りがいがあるだろう」

「あゝ、全然調べないでダンジョンに潜った事を反省している、

もしかしたら俺は、この場に居なくて病院だったかも」


「あゝイレギュラーはやばいよ、大怪我の元だ」

「アソコは防犯カメラで監視してくれてるからすぐにベルがなるみたいだ。恐ろしいのは地下鉄ダンジョン、下に降りて路線を歩いて隣に行くのも苦労するそうだ」

「早々、監視カメラが無いダンジョンは情報元なく、みんなスマホで撮るけど、どお言う訳か写って無いことがある様だよ」

「あゝ、上級の地下鉄ダンジョンは危ういよな」


「後は東京都庁ダンジョンな、上まで行った冒険者がいないからボス魔物がいるのか分からないだろー」

「あゝ、小さいマンションダンジョンならボス倒して解放、倒した冒険者の物になるらしい」


「早々、土地の所有者はダンジョンになると国が買い上げる。

だってさ住めないし税金払うなら早めに売ったほうが良いとなる様だ」


ゴールドスライムよりもそっちの方が金持ちになれるか? なら攻略をメインに活動した方がいいかな。


「なあ聞くけど、あのダンジョンのボスは何処にいるのかな?」


「おそらくはスライムの五段階目じゃないかな」

「いやイレギュラーのどれかだろう」

「それとも、人間に化けているのかもな」


「何そんなのあるのか?」


「あゝあるダンジョンの最初の受付嬢が変身した鬼で冒険者を見送っていたんだって、攻略出来ないで戻って来た冒険者が出て行くと笑ってたんだって、

それに気づいた冒険者が切り捨てて変身したら、頭にツノがあったんだってさ」


「うわ〜何それ滅茶苦茶危険じゃん、気づいたら良かったけれど」

「いやダンジョンを解放したら冒険者の物だけど、資源は他の冒険者も稼げるから、どちらが良かったんだろうね」


「そうだよ、気づかなければ鬼が笑うだけで無害だったんだからね」


俺はまだ冒険者を始めたばかり、どちらかと言えば潜って魔石を拾っていた方が良い気がする。


「そうだサダ、アソコのダンジョンのトイレ行ったことある?」

「無いよ、終わって家に帰るから一回も無いよ」


「トイレな、出るらしいそれもあれがね」

「なんで、魔物は普通だろう」

「いやゴールドスライムだよ、黄金は黄金でも金の方だ!」


「ゴールドスライムて、そっちの方なんだ」

「まあ穴がち同じかもしれない」

突然おしぼりが飛んでくる。


「なんだよ会田さんどうしたの?」

「馬鹿かあんたら、今は食事中だよ、私たち以外のお客さんもいるんだから少し違う話をするか、小さい声で喋れ!」

「「「「すいません」」」」

女子達からイエローカードが、出てしまった。

それとヒデミ何を書いているんだ、報告書てなんなんだ?


その後も話して解散する。

次回は同じ土曜日の午後となり、流石に奢っていては破産するので今度はコンビニの弁当で話が付いた、女子は自分達も情報を集めてまた参加してくる様だ。


帰りはヒデミと帰ると思ったら、残りの二人も付いてくる。


「あれ帰る方向同じなの?」

「近所よお兄ちゃん、見た事あるでしょう」

「すいませんね、この間まで小学生だった女の子には興味が無かったのでね!」


「へ〜、なら中学生になった私達は魅力あるの!」

三人が何故かポーズしてくる、何で揃って決めてくるんだモデルポーズ?


「無い無い、俺はアルバイトしてくる。ヒデミ鞄持って行ってくれ、

俺はダンジョンだ!」


いつもの格好で、リュックに道具は入っている。

「さあ奢った分を取り返さないとな」

自転車で埼玉ショッピングモール跡のダンジョンに向かう!











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