第8話 単独でダンジョンに入ろう!
家に帰って装備を整えて、ダンジョン出口の駐輪場に着く。
テントの中の買取表を見てから、屋上に向かう。
入場料千円払って中に入る、学割が利かない費用負担どうにかしてくれよ。
そしてエスカレーターで下に降りる。
3階、映画館や、ゲームセンター、スポーツジムなどがそこかしこにある。
まずは、旧案内図を見て攻略方法を考える。
映画館なら中に入って下のスクリーンに、向かっていけば良いよな!折り返しで囲まれるスリルが有るけど、ゾンビは椅子を越せないからどうにかなるよね。
まずは、映画館前のエントランスを見ながら、ゾンビとスライムを見ている。
「結構いるな、これだけでもいいんで無いかと思うが、頑張れ時給千五百円」
俺はバットを振りながら突撃する。
「オラオラー、お前達俺の小遣いの糧となれ、南無阿弥陀仏」
一瞬で、魔石とならないゾンビ。
キチンと霧吹きで消毒液を浴びせないと骨にならない。
「くそ〜、今度こそ骨になれ!」
何とか、10体のゾンビを倒して魔石にする。
「昨日の買い取り値段なら、時給達成かな」
魔石を腰袋に入れながら、下を向いているとスライム二匹とご対面。
昨日は一匹に不覚を取ったが、今日の俺は違うぞかかって来い!
そお言いながら、俺はバットをゴルフスイングで振り子の様に振る。
一瞬で魔石になる二匹のスライム。
「全く、魔石を拾うのが大変だぜ、次は何処に行こうかな」
まずは映画館の扉を1枚開けてみる。
「ここは五匹か、なら次だな」
二部屋三部屋と各映画館を見て回る。たまにスライムが出るけど適当に倒して魔石を拾っていく。
五個目の扉を開いたなら、いましたゾンビ7体。
「ここで更に時給アップだな、消毒液を補充してさあ行くぞ」
勢い良く扉を開けると目の前にゾンビが二体。
「ウソ、ちょっと待ってよ」
すぐさま扉を閉めて、バットで閂をして様子見。
「まいった入れないぞ、少し隙間から見るとゾンビが集まって来ている」
ゾンビはおそらくスクリーン近くで生まれて徘徊しながらドアから出て出て来ると推測する、なら他の扉からも出て来るか!
「よし逃げよう」
閂にしていたバットを拾って、ダッシュでエントランスを抜けて通路に行く。
遠くから見ていると、他の扉からも順番にゾンビが出て来る。
「オイオイ、結構な数だな、これを倒したら今日の目標をクリアー出来るけど嫌だよな、よし2階に避難しよう」
俺はエスカレーターで2階に降りる。
「全く、あんな風に湧くのかよ、一箇所十体として十箇所だから100体か日給に手が届くな、だけど近寄りたく無いな、野良のゾンビを見つけようと」
そして二階をウロウロする。特にここは専門店街後だから店はそんなに広く無い。
適当にゾンビとスライムを狩ろう。
そこそこ倒して残り一時間。
「よしもうバラけたはずだ、もお一度三階を挑戦する」
エスカレーターの所に行くと登りのエスカレーターが無い?
「あれどうやって戻るんだ、もしかしてダッシュで駆け上がるのか」
俺は下のエレベーターの前に来た、そして逆さに上がろうとしたら見えない壁に阻まれる。
「なんだどうした?」
どうやら降りたら戻れない仕組みみたいだ。
後で姉に聞いたら、エレベーターで戻るんだと、ただドアが空いた時に中にゾンビがいるかもしれないから気おつけてよと言われた。
友達がその状態で腰抜かして映画みたいだと言っていた。
恐らくは姉の経験だろう、アイツ友達いないもんな。
仕方ないからこのまま時間まで二階で野良ゾンビとスライムを退治する。
しかし数が中々伸びない。
「やっぱり三階ゾンビが美味しそうだな、明日は三時間ゾンビ退治だな、恐らくは日給一万円はなるはず」
そして単独1日目、ゾンビを倒した白魔石を交換したら三十個あって、スライムの魔石と混ぜて五千円になったけど、税金引かれて四千円で終了する。
やはり取らぬ狸の皮算用だった、時給千三百円弱で終了して家に帰る。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます