第3話 始まり、、、3
目が覚める。それと同時に身体がホカホカしている。
、、、誰かの優しさに包まれてるみたいだ。
はぁっ、はぁっ、はぁっ、
同時に冷や汗が背中に走る。
「勇者って、、、」
あの勇者、、、?
この世界がまだ不安定だった頃。世界には2種類の生命がいた。
刺激を好む魔王と魔人。
平穏を好む神様の使徒、人間。そして勇者。
かつての世界には魔王軍がいて、ジュウと呼ばれる武器や、ミサイル、カクバクダンを作り、他の生命を攻撃して正義を語った。
ある時魔王軍は神の怒りに触れ、神は使徒である人間を創り、魔王軍に対抗した。魔王軍は自然を良く理解し、応用するのに長けていた。初め戦いは魔王軍の圧勝だった。しかし、神は人間に魔法を与えた。魔法は自然では無い。神が与えるから使えるのが魔法なのだ。その中に勇者という、とてつもなく魔法が上手な人間がいた。魔王軍は魔法によって、滅ぼされた。
長くが過ぎて、平穏な日々、神は突然、人々に魔法を与え始めた。平穏な日々に、魔法が華を咲かせた。
これは魔王と勇者についての伝承だ。
、、、神の言う勇者が、この勇者なら、僕はどうする?何ができる?もし神様が勇者なら、魔王が復活するのか、、、?そのための魔法か、、、?神様はいつ人間界にくるんだ、、、?
「くっそわかんねーなー」
もし、僕が強かったら?魔王より、自然より、武器よりも。
あの子供っぽい神様よりも先に魔王を倒すんだ。勇者よりも早く。なんか気に食わないから。
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