第2話 禁酒法とキリスト教禁止令

 禁酒法

  アメリカで制定された酒類の醸造・販売を禁止する法律。1920年施行33年廃止。

このおかげで、カナダの酒会社ブロンフマン(ユダヤ人)は大儲け。カナダから酒を密輸するアメリカのマフィアとFBIの抗争で、やはりユダヤ人は大儲け。

 → 米映画「Once Upon a Time in America」セルジオ・レオーネ監督。


  カナダでキリスト教が禁止になれば、ナントの勅令やユグノー戦争のようなことが勃発し、早い話が、またまた国際金融資本家が大儲けすることになる。


地震・雷・火事・戦争

  昔は、火事(八百屋お七による放火)と戦争くらいが、人為的に引き起こされる災害だったのですが、現代ではこれらすべてが(ある種の)人間によって惹き起こされているようです。

そして、その目的はすべて「金儲け」。色恋・宗教なんて関係ないのです。

○ 八百屋お七

江戸本郷追分、八百屋太郎兵衛の娘。天和2年(1682)12月の大火で焼け出されて駒込の吉祥寺に避難した際、坊主にセックスを教え込まれ。その後、火事になればこの坊主と会えると考えて、自分の家(八百屋)に放火。その結果江戸中が燃えてしまった。

お白砂(裁判所)で12歳を15歳と言ってしまった為に鈴ヶ森で火刑に処せられた(と、巷間伝えられる)。

○ ナントの勅令

 フランス王アンリ4世が1598年にナントで発布した勅令。フランスのユグノーに信仰の自由を認めたもので、これによって宗教戦争は結着した。ナントの王令。


○ ユグノー

16~18世紀フランスのカルヴァン派の通称。政府の弾圧やカトリックとの衝突の結果、ユグノー(宗教)戦争(1562~98年、前後8回)をひき起こした。

1598年アンリ4世のナントの勅令で信仰の自由が認められたが、1685年ルイ14世がこれを撤回したので多数がドイツなどに亡命、1789年の革命によってカトリックとの同権を獲得した。


○ ルイ13世(1601~1643)はアンリ4世の子。1610年即位。リシュリュー(宮廷ユダヤ人)を登用。ブルボン朝の絶対王政の基礎を確立した。


  以上、広辞苑 第七版 (C)2018 株式会社岩波書店より抜粋。


米映画「三銃士」(1948年)に描かれているように、リシュリュー(1585~1642)という金貸し外来種フランス人( → 本物の日本人ではない在日韓国人と同じく、フランス人に成りすました異人種)が宮廷に入り込み、摂政として君主に代わって政務を行うほどの権力を振るった。王様を操って国家を動かして戦争を起こさせ、そこで儲ける。

なにしろ、何時どこで戦争が起きるかを知る立場にあり、更にはその結果まで予測できるのですから、軍需品の調達や金融業の投機などで大きな利益を得ることができる。

政府の役人となった外来種成りすまし人間(無国籍・2・3重国籍人)による、「戦争で儲ける」というビジネスモデルは、この宰相リシュリューから始まったといえるかもしれません。

○ ルイ14世(1638~1715)はコルベールら有能な政治家を登用、重商主義政策(植民地獲得、各種紛争・戦争で儲ける)により、絶対王政の最盛期をなす。ヴェルサイユ宮殿を建て、太陽王とまで言われるほど大きな権力を握った。

ナントの勅令を廃止してプロテスタントを迫害したが、純粋に宗教上の考えで行なったというよりも、単に人心を不安定にさせて戦争を起こすのが目的と思われる。

王様は、側近・宰相といった外来種フランス人による単なる操り人形。

このあたりのことは米映画「三銃士」(1948年)のラスト、宰相リシュリューとルイ13世の関係を模写した場面で描かれています。「フランスという国は王様のものではなく、実質、リシュリュー個人のものなのだ。」という。

2024年3月7日

V.1.1

平栗雅人

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風が吹くと桶屋が儲かる 「誰が最後に笑ったか」V.1.1 @MasatoHiraguri

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