水筒事件
本日はちょっと奇妙な事件についてお話します。
今回の話題は、カクヨム公式自主企画「怖そうで怖くない少し怖いカクヨム百物語」に参加させようかなぁと当初思っていましたが、まあたいした話でもないし、わざわざ新しく投稿するのもなぁということで、エッセイで書いちゃおうと思います。
さあはじまりはじまり。
私の職場は一人ひとり席があります。といっても、長時間座って作業をすることがあまりないので、机の上は基本的にみんな片付いている状態です。
私の机もほとんど物を置いていないのですが、すぐに水分補給ができるように机の上に水筒を常に置いているんですね。
この水筒さんが今日のネタの主役です。
ある日、いつものように机に水筒を置いた状態で、30分ほど席を離れたときがありました。水分補給しよ~っと、机に戻ると、机の上に置いてあったはずの水筒が忽然と姿を消していたんです。(大袈裟)
とりあえず、自席の前で立ったまま、自分の行動を思い返します。違うところに置き去りにしたっけな……と。いや、そんなわけないわ……と。
絶対に机の上に置いた確信があり、辺りを見回すと――あ、ある。
先輩さん(Aさんとしておきます)の机の上に置いてあったんですよ。
たとえば、私の机になにか物を置きたくて、水筒が邪魔だったから端に寄せる、みたいな移動の仕方ならともかく。私の机は本当に片付いていて、水筒自体机の端にあらかじめ置いていたため、その可能性は低い。
じゃあ、誰かがAさんの水筒だと思って置いたってことか?
(まあおそらくその可能性が一番高いのですが)
怖いですよ、普通に。
だって自分がそこにあると思っていた物がそこにないんですから。
しかも他人の席にある物を勝手に移動させるその心理も私は怖いです。他人の私物に安易に触るなよ……って。
結局誰にも聞けずにその日を終えたので、真相はわからないのですが。「怖そうで怖くない少し怖い」になっていますかね?
これが一つ目の水筒事件。長くなりそうなので次回に続きます。
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