第14話 格の差

 メルフェデスたちの目の前で、文字通り『格』の違う戦いが繰り広げられている。

 その想像をはるかに超える力の奔流は魔族たちにとってはあまりにも鮮烈だった。


 だが一人、この場にもっと深いところを見ていた老人がいた。

 そして、先ほど漏れ出ていた異質な力は切れ端というのもおこがましいほどの軽いものだったのだと理解した。


「これならどうですか?」


「流石にそれでは獲れんぞ」


「……やはり、想像以上に強くなっていますね。ですが、これなら?」


「……む」


 ノエルが黄金に輝く槍を振るうたびに時空が歪む。

 バアルが魔法を操るたびに、世界の常識を壊すようなあり得ない現象が起こる。 

 

 魔法や闘気という超常が取るに足らぬものに見えるほどの圧倒的な『格』。

 メルフェデスが今まで見てきたチカラとしては最上のものだろう。


「先に一本取られたか……。だが、まだ残っておる!」


「(……なんだ、この力は。こんな物があって良いのか?許されるのか?)」


 ――力の『質量』で言えばメタトロンのほうがずっと上だろう。

 戦えばメタトロンが必ず勝つ。二人揃って挑んだとしても結果は変わらないだろう。もしかしたら隠している力があるのかもしれないが、それはメタトロンの側もそうだろう。だから、メタトロンのほうが絶対に強い。そう断言できる。


 しかし、ノエルやバアルが扱う力はあまりにも異質。いや……異質と言うよりは概念として『上位』の力という表現をせざるを得ない。


「(陛下はノエルからこの世の理を埋め尽くすような力を献上された、そうおっしゃられた。たしかに以前の陛下よりずっと存在感が増したとは思ってはおった。だが、このような取るに足らぬ小娘にそれほどの力があるとは信じてはいなかった)」

 

 そして、恥じる。


「(……わしだけではないだろう。きっと、やたらこやつと仲の良い千刃殿や光輪殿も気づいてはいなかっただろう。実力を信じていたりはするのかもしれないが、このような力がこやつの中にあると知っていれば、かならず強く動揺しただろう。彼女らも五芒星の一角だ。そのうち立ち直るかもしれぬ。だが、すぐにとはいかぬ。わしの目には変わったところは見えなかった)」


 メルフェデスの目には、ノエルが来てから二人が変わったように見えていた。

 今までのアーリデには、凛とした佇まいと武人としての堅苦しさ、それらの要素に相反するような儚さが特に強く感じられた。

 しかし、ノエルが五芒星に就任した次の日には既に様子が違っていた。

 その時の変化はさほどでもなかった。だが、日が立つごとに情け深さを強く感じるようになっていった。


 具体的に言えば、兵を慈しむようになった。

 それまでも別に虐待していた訳ではないが、明らかに兵の命や名誉を守るような立ち回りを心がけているように見える。


 さらに言えば、己を着飾るようなことに無断着だったのに、『近頃の若者』として相応しいファッションをするようになった。


「(刀を振るうばかりでは楽しみがない。そういう意味では魔族として良い変化ではあるのかもしれんが、魔王軍の最高幹部としてはいささか威厳が損なわれたかな)」


 少しだけ苦笑して、更に考える。

 

 メタトロンの変化は顕著だった。……とは言っても、気づいているものは少ないだろう。元々、感情の変化に乏しいのだから。

 

 だが、メルフェデスは見抜く力に長けているため、なんとか気づけた。気づいたら、その理由は明らかだったし、感情の動きもわかりやすかった。


 以前は無感動に、無感情に、淡々と仕事をこなしていた。

 腕だけでなく、全身が機械でできているかのように仕事漬けだったが、唯一打ち込んでいる物事である仕事も、別に楽しんでやっているようには見えなかった。義務感があるようにも思えなかった。


 四天王や五芒星、なにより魔王軍最強の戦士にして将軍であることに誇りを持っているようにも見えなかったのがなにより気に入らなかった。

 己の立場や魔王軍という組織、そしてアミダという幼い頃から支え、才覚によって己を引き立てた王に強い愛着や誇りを持っているメルフェデスは彼女の持つチカラに憧れながらも彼女のことを内心嫌っていた。


 だが、ある日仕事をともにこなした時、違和感に気づいた。

 その時は違和感止まりだったが、次に出会った時は変化に気づいた。


 ――メタトロンは仕事を楽しんでいた。

 無感動のように見えた彼女に感情というものが初めて見えたのだ。


 会話を試みても、以前と変わらない。口数は少なく、感情はあまり伺えない。


 だが、仕事を楽しんでいるのは一度気づいてしまうと事実だと思えた。


 両者の変化は驚愕に値するものであり、なぜそうなったのかを知りたかった。

 別に変わることなんて言うのはおかしなことではない。どちらの変化も悪い変化というわけでもない。

 しかし、時期が悪かった。


 どちらもノエルとバアルが来てからのことだった。そして、魔王はノエルに強く目をかけていた。

 明らかに怪しい。


 そうして調べた結果、ノエルと接したことによる変化だと結論付けた。


 当時のメルフェデスは危険だと判断したし、排除する方法も探った。

 だが、特段おかしな行動を取っているわけでもないので無理やり処分するのは難しい。

 地位を狙ったものの凶行に見せかけて始末しようともしたが、魔王に知られたら叱責を受けるどころではすまないだろうし、逆に危険視されるかもしれない。ノエルの力を知った今ならば、もし殺していたら処刑されただろうと確信している。

 それ以前に、誑かさなくても勝手に勝負を挑むものが現れるのは目に見えていた。己の手を汚す必要がない。


「(……だが、この力を知っていればもっと違う接し方になっているはずだ。恐怖し避けるかもしれないし、更に惹かれたかもしれん。あるいは不条理な力を妬み、決別したかもしれぬ。……あの入れ込みようだとそれはないかな。だが、必ず接し方は変わるはずだ。……まさか、陛下が手にした力がこのようなものだとは)」

  

 メルフェデスは困惑と恐怖に駆られていた。

 理解不能な力を目の前にしたらこうもなるだろう。

 他の兵士や有力な戦士たちではここまで揺さぶられたりはしない。

 事実、兵士たちは目の前で起こっている戦いが凄まじいものだとは理解しているし、見下していた人物がこれほどの力を持っていることに驚いてはいる。

 ……だが、恐慌を起こしたりはしていない。

 この力の本質は、最低でもアーリデくらいの域にいなければわからないことだったろう。

 

「(いや、わしごときがこの力の本質を掴めているとは思えぬな。しかし、陛下にはこの力を見せていただろうが、あの二人には見せていないだろう。それなのにああも惹きつけるとは……。『不条理の力』によって惹きつけるより、そちらのほうが怖い気もするな。……こやつは危険だ。この力を見せられたことで再認識した。だが、ただ二つだけわかることはある)」


 メルフェデスは心を踊らせていた。

 困惑と恐怖を上回るほどの『歓喜』に身を震わせていた。


「(一つは……最も大事なことがわかった。陛下が新たに手にした力のほどを。この力を手に入れたならば、陛下は魔界を統一し、世界を変革してくださる。これでこやつらがもっと怪しげな存在だったのならば、傀儡にでもされたかと疑っていたが……)」


 バアルは正直よくわからない。だが、彼女が強く依存しているようにしか思えない存在、五芒星の一角となったノエル。

 彼女は明らかに魔王に強い忠誠を誓っていた。


 本人に聞けば、表向きは忠義を謳いながらも心の中では『他の方から見ればそんなふうに見えるんですね。ちょうど良いですね。うまく利用させてもらいましょうか』なんて気楽なことを思うであろう。

 だが、少なくともメルフェデスの目には明確な忠義心が見えた。

 そして、それは事実だった。


 ノエル本人はあまり自覚していないが、彼女は無意識のうちに魔王アミダという存在に強い忠誠を誓っていた。

 以前に主君を囲うなど不忠だ、なんてことを言っていたが、それは表向きのことだったり己を納得させるための理屈というだけではない。


 ノエル……彼女は今の人格であれ、以前の二つの人格であれ、本質的には頂点に立つことを望んでいないのだ。

 そして、己をうまく使える、のし上がれるという希望をもたせられる、あるいはそうなれるのだとうまく騙せる上司をこそ欲していた。

 少女としての人格においては邪神を信仰する村に生まれたからそんな観念が生まれた。

 

 少年としての人格においては、本人が特別優秀な存在で、常に期待され続け、高まりつづけるハードルを超え続けてはいたがそのうち頭打ちが来ることは知っていたからだ。

 自分でも認めざるを得ないほどの優秀さではあるものの、世界最高の頭脳なんてものを持っているはずもなく、メジャースポーツで世界一の選手になれるほどの身体能力があるはずもない。

 しかし、あらゆる面で『最高の存在』であることを期待され続けていた。

 今まで明確な失敗や敗北を喫したことがないからこそ、さらに不安は増していった。

 そのことにより強い疲れが生まれ、己より明確に優れた存在がいるという安心感を欲した。

 だが、こちらのほうはあのまま転生という非常事態が起きずに日常が続いていったら満たされただろう。少なくとも、『前世の少年』はそう確信していた。


 『ノエル』にとっては前者の理由のほうが重いだろう。脳はこの体のものである以上、少女の人格のほうが優先されるのが道理だ。

 それに、後者はどのみちいつか解決していた程度の問題でしかない。

 

 まともな集落の娘として生まれたのならば、同じように強大な力を持って生まれていても覇気を轟かせ、己が総てを支配しようとしていただろう。

 だが、そうはならなかった。かつては邪神という明確に上位として君臨する概念を信じていたから、無意識のうちに己が頂点に立つことを望まなくなった。


 人格というのは、どれだけ生まれつきの要素が大きかろうと周囲の環境に少なからず左右されるものだ。

 前世の少年などその典型だろう。

 少年が比較にならないほどに生まれつき超越し、破綻していた少女でもそれからは逃れられなかった。


 でも、そんじょそこらの王に仕えることもプライドが許さない。

 己の存在を、価値を信じているからこそ生半可なやつには仕える気など起きない。気に食わぬと滅ぼしてしまうだろうから。

 

 かつて世界に覇を唱えようとしたのは、良さそうな上位者が存在しなかったからだ。

 神々に反感を持っていたために、理想の上司がいないのなら、向いていなくても己自身がやるまでだと割り切っていただけ。

 理想があまりにも高すぎたというのはあるだろう。


 そして、アミダは己の上に君臨する存在として理想的であった。

 己に匹敵する、あるいは同等、場合によってはそれ以上にもなりうる特別性を持っており、史実において一度神の座に迫った実績もある。

 神を滅ぼしたいという目的も一致している。

 その先にある魔族の世界云々という目的はどうでもいいから、もしも『魔族が人類の上位に立ち、支配する』のではなく『廃絶を望む』。……人を滅ぼそうとするのならなんとか諫言するだろうが、それに関してもある程度説得するための算段はついている。

 

 手際が甘いところは目立つが、大きめの中堅勢力程度であったこの国を魔界の最大勢力にまで育て上げた実績もある。

 そして、魔界統一の戦線においては己の存在を抜きにしても明らかに押している。


 なにより、己を高評価していて、のしあげてくれる期待も持てる。


 ナンバー1ではなくナンバー2を目指す彼女にとっては、これ以上ない主君だった。


 なので、メルフェデスの見立ては当たっていた。

 そこまで深いところを見抜いた訳では無いが、彼の人を見る目はそれなりに鋭いものだった。


 アミダに忠誠を誓っておきながら、目が曇っていると思ってしまったのは、事実としてアミダはノエルに入れ込みすぎていたから仕方がない。

 入れ込んでいることの他にもノエルを五芒星の地位につけるための明確な理由があったとはいえ、流石に舞い上がりすぎていた。

 同じ目的を持つ同志を見つけたこと、目的を達するためのブレーンとして大きく期待できること、容姿の愛らしさにほだされてしまったこと……他にも理由はあるが、とにかく『実態』はともかくとして『目に見える部分』以上にノエルに期待をかけすぎてしまった。


 それも事実であったため、看破しきれなかった。


 目が曇っていたという評価は間違いではなかったから仕方がないことだ。


「(くく……目が曇っていたのはわしのほうか。たしかに陛下には他にやりようがあっただろう。しかし、こんな理外の力を見せつけられ、譲られてはああなるのも仕方がない。いや、わしが陛下の立場にあったら与えられたチカラに惚(た)らされてしまっていただろうな)」


 今のノエルとメタトロンが戦えば、必ずメタトロンが勝つ。それはれっきとした事実だ。

 権能の力に度肝を抜かれているメルフェデスもそれは理解している。

 しかし、メタトロンの力に強い敬意やあこがれは持っても、ここまで心を動かされたりはしない。


 力の理を信奉する魔族をまとめ上げるにあたって、力の『格』という要素において最高の位にある権能とは、これ以上ない統治装置であった。


 元は人間で、今は神モドキであるノエルではそんなことはわからない。本能に刻まれていないのだから。理解した気になっていても、それは理屈として知っているだけ。

 かつて神であったバアルにもわからない。邪神と言っても魔族とは全くの別物であるから。

 魔王であるアミダにもわからない。これまでも今もこれからも魔族であるとはいえ、生まれつき世界の理から少しばかり外れているから、魔族の持つ力への執着がいまいち理解しきれていない。


 だが、いくら強くとも魔族としての常識をまともに理解し、振り回されているメルフェデスにとっては違った。


「(二つ目にわかったこと。決闘は認めるべきだな。力の質量においても、おそらくはギド将軍を上回っている。それならばいいだろう。きっと勝利してくれる。……だが、こんな力があるのならば、見せつけるべきだろうな。一般の兵士共には本質の欠片もわからぬだろう。十六本槍筆頭とか言う小物でもわかるまい。兵を鼓舞し高めることは得意なようだが、本人のチカラはあまり大したことがないからな。だが、直接戦うギド将軍。それとバルメ公爵がこのチカラを見た時、そして打ち負かされた時……ふはは)」


 思わず、メルフェデスは愉快な想像を広げていた。


「(王国はともかく、ギド将軍本人とバルメ公国は、なぁ?)」


 ――降るかもしれない。そこまでいかなくても、敵対することの愚を悟るだろう。一騎打ち一つで大国一つと有力な将軍たちを降らせられるのなら、それ以上に楽なことはない。


「(やれやれ、ノエル……いや、極星殿にではなく陛下に降らせる方法を考えねば。まあ、陛下も同種の力を持っているのだから、難しくはあるまい。ギド将軍は知らぬが、バルメ公爵はわきまえているはずだ。道理を説いてやれば、本能のみに従うことはないだろう)」


 そこまで考えて、メルフェデスはフッと息を吐く。


「(ふはは、流石に皮算用が過ぎる想定だな。陛下ではないが舞い上がりすぎたな。しかし……面白いなぁ、人生というものは。長生きはするものよ。いや、この力だけではない。こやつは力を抜きにして五芒星の二角を魅了している。明らかな危険分子だ)」


 そこまで考えて、首を横に振る。


「(……だが、本人に君臨したいという野心が見えん。ならば、陛下のためにその力を利用させてもらおう。周りが担ぎ上げぬかが心配だな。……極星殿に領地や兵を与えてはならぬ。与えねば、いくら素晴らしい力や魅力を持っていようとも、無理やり反乱を起こさせるような者も現れまい。これほどの力を持つものが兵力を持てぬのは損失だが……しかたあるまいな。それが極星殿のためになる。陛下にも伝えておかねば。……やれやれ、なぜこのわしが極星殿のためになること考えているのか)」


 メルフェデスは苦笑いしつつも、これからのことに思いを馳せて、口元を楽しげに歪めた。


 今まで魔族は人類に勝利したことがない。

 ほとんどの人魔大戦において、魔族を統べたのは人間界にいる矮小な魔王もどきだった。

 ここ1200年は魔王を名乗る存在すら魔界に現れなかったことも影響している。

 王国の君主たちは、皆強かったが『魔王』ではない。人間界への野望を持たなかった。魔族さえ統べていれば満足だった。

 だから、侵攻することはなかったし、国が乱れてからはそんな余力もなかった。


 だから、人間界に住む魔族たちを統べる王が人魔大戦を引き起こしていたようだ。


 1200年の間に五回起きた大戦を指揮した魔王のうち、その半数以上が魔界に住む本場の魔族と比べると矮小な者たちだった。


 だが、それが人間に勝てなかった理由だとは思わない。中にはこれはと思う者もいた。

 混乱している魔界に侵攻すれば支配できそうな魔王も二人いた。


 だが、彼らはすべて敗れた。そして、時をずっと遡ると魔界を統べた魔王が侵攻を繰り返していた時もあった。

 彼らも勝てていない。敗北した。魔力も膂力も貧弱であるはずの人間に敗れた。


 だから、魔族は人間を貧弱な生き物であると蔑みつつも、絶対に勝てない存在であると認識していた。


「(陛下がこの力を得た。素晴らしいことだ。だが、それでは足りぬかもしれぬ。人間どもは侮れんからな。だが、この異質な者ならば……勇者すらも魅了できるのではないか?)」


 今までの大戦でターニングポイントとなったのは、必ず勇者の活躍だった。

 だが、ノエルならば勇者すらも魅了できるのではないか? それが成れば、魔族は今度こそ勝てるのではないか? そんな妄想が湧いて出る。


 ノエルには確かな実績として一つ、誰にもできなかった特異な点がある。

 それは……一度起こった人魔の大戦を、一時的とはいえ停戦に持ち込ませ、魔王と勇者を協力させたという実績だ。


 いままではノエルがそれを成したトリックスター、覇王だと紹介されても信じられはしなかったが、今ならば信じられる。


 そんな存在が魔王と手を組んだら?


 もし勇者を魅了できなかったとしても、勝ちの目が見えるかもしれない。


「……」


 激しい心臓の動悸を感じながら、魔族のために切り開かれた地平という理想を、初めて心から信じられた気がした。


――――

戦争パートとその後処理はそんな話数かからず終わる予定です。

終わったら、少し時間を遡ってヒロインたちの閑話入れるつもりです。

作中ではそれなりに時間が経過していますが、読んでいる分には関係の進展が流石に唐突すぎたと思いますし、仲良くなるまでの話をまともに描写してませんのでそのお話ですね。

その後時間を戻して日常パートでTS百合やります。

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