好きなものを好きなように書けとは言うけれど
本当はこっちを1つ目にするべきだった気がする。うっかりしてました。
今回はもう少し創作論っぽいものにします。
◆初心者向けの創作論のお決まり
初心者さん向けの創作論って沢山ありますけど、皆さん大体こう仰いますよね。
「好きなものを好きなように書け」って。
…正直なこと言って良いですか? 実際、これ以外に言うことないです。
皆様の言う通りですよ。商業化を目指すような作家さんならともかく、あくまでも趣味、あくまでもアマチュアということなら、これが全てですもの。
「好きに書け」。そう言うしかないですよね。
てなわけで、今回は終わり。
また次回お会いしましょう。
…で済んだら、創作論はいらないですよね。
(茶番にお付き合い頂きありがとうございました。流石にこれだけじゃお粗末なのでもう少し続きますよ)
◆本題:「好き」って何?
とはいっても、実際この通りなのも確かです。
「好きなものを好きなように書け」。それ以上でもそれ以下でもない、よく考えたら当たり前のことを言ってるだけのアドバイス。わざわざ人に言われることでもないし、やってる人は普通にやってると思うんですよね。
技術的な意味でもそうですし、精神的な意味でもそう(なお、今回は技術的なものは一旦置いておきます)。
でも、当たり前だからこそ、言うだけなら簡単だからこそ、実際に行うのは難しい。
というか、それができる人はこんな創作論に何かを求めていないでしょう。
まず第一に、「好きなもの」と言っても色々ありますよね?
流行ってるから好き、〇〇さんが好きって言ってたから好き、もちろん本来の意味の「好き」。
「好きなように」も同様で、(できるかどうかはともかくとして)上手に書く、ぐちゃぐちゃな文法でも書く、地の文無しで台詞だけで書く、逆に思い切って詩や短歌にしちゃう。…といったように、こちらも様々。
好きなものを好きなように、と言っても、その中身は人によってまちまちです。
「好き」って、人が一概に言えるものではないと思うんですよね。
というかそもそも、「好き」って何なんでしょうね。
どこからどこまでが自分の「好きなもの」なの?
そもそも、その「好き」っていつどうやって作られたもの?
……失礼、話が逸れました。
ここはあくまで創作論。哲学的な話はよそでしましょうね。
◆とりあえずの結論:一回やるだけやってみろ
創作論としてひとまず結論を出すとするのであれば、さっき言ったもの全部「好き」ということにしといていいんじゃないかなと。
流行ってようが流行ってまいが、上手だろうが下手だろうが、やりたいならやりたいようにやればいいし、書きたいと思ったら書けばいい。
上手いも下手も関係ない、その物語を残したいのなら書け。
創作は楽しまないでどうする。
好きでもないもの、楽しくもないものをわざわざ書くなんてただの苦行です。
もしこれがお仕事ということであれば、そんな甘っちょろいことも言ってられないでしょうが、趣味の範疇、それも初心者さんならそんなことは気にしなくていいと思います。
創作の楽しさも大変さも、実際やってみないと分からないですからね。
……これ結論になってるのかな。あんまり意味が変わってない気もするけれど。
ともかく、私の「好きなものを好きなように書け」理論に対する解釈はおおよそこんな感じです。
(ここまで読んでみて、こいつとは考えが合わねえなって思ったら今すぐ離れてもらって構いませんからね。一個人の意見ですし)
私の創作におけるモットーは「とりあえずやってみろ」。ただの根性論にしか聞こえませんが、何事もやってみなきゃ分からないものです。
やってみて無理そうならやめたらいいし、無理でもやりたいと思うならとりあえずやってみたらいい。後悔も向上心も、一度やってみなきゃ生まれませんからね。
いつの間にか創作における個人的な考え方の話みたいになってしまいましたが、今回はここまで。
ご閲覧ありがとうございました。
今度こそ、ちゃんと終わります。
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