社畜、異動する

「優希、攻略部隊に異動だ」

「ちょっと言ってる意味が分からないです」

「分からないも何もそのまんまの意味だが?」


 霧世さんに社長室へ入るや否や異動と言い渡された。


 何かしでかしたか?…いや、何もしてないはず…昨日の配信で何か…?


「お前の実力を評価したみたいでな。攻略部隊にくれと昨日電話があったんだ」


 なるほど、それなら納得はできるが…異動先は攻略部隊か。入社する時に渡された資料に書いてあったな。

 確か九条ギルドの子会社である『一条ギルド』が率いる攻略部隊『DSC』だったか?…にしてもそんなとこに俺が異動になるとは…世の中何が起こるか分からないな。


「分かりました。用件はこれで以上でしょうか?」

「以上だ。…あぁそれと───」


 ドアノブに手を掛けると霧世さんが呼び止めてきて、俺に言った。





「───DSCは苦労するぞ。」





 ……勘弁してくれ。




 *****


 目の前に聳え立つ、九条ギルド本社並では無いが周りと比べて相当高いビルに目を向ける。


 子会社でもこんな立派なビルを建てている九条ギルドはパネェと思いながらその場に佇んでいると …エントランスからスーツに身に着けた女性が出てきた。

 その女性は俺を見つけると…こちらへ猛ダッシュ……おい待て何でこっちに来る?!


 身構えながら待っていると、女性は聞き覚えのあるようなあだ名を叫びながら抱き着いてきた。


「グボァッ…!!」

っ!!久しぶり!会いたかったよ!」


 勢いが強すぎて俺は地面に尻もちを着くと、仰向け状態の俺に跨るように乗ってくる。

 人目がある中のこの特殊プレイ…


「……あぁ、もう本当に勘弁してくれ」



 -----------

 えちょまです

 疲れた!どん兵衛美味しい!( っ'-')╮ =͟͟͞͞ (どん兵衛)ブォン

 それじゃ








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