住宅の内見に関するオチを3分くらい考えてみたが、やはり無理ゲーだった

住宅の内見に関するオチを3分くらい考えてみたが、やはり無理ゲーだった

 私、♪(作者名です)には3分以内にやらなければならないことがあった。

 それは、『住宅の内見』に関するオチを3分以内に考えるというものだ。


 なぜそんな馬鹿げたことをしているのかといえば、KAC2024の第2回のお題が『住宅の内見』だったためだ。

 前回のバッファローに比べてイメージしやすいお題なのだが、やはり落とし穴があるのだ。

 というのも、『住宅の内見』なんて、アクシデントが起こることなどありえないからだ。


 さて、ここで皆様が気になっている『3分以内に考える』にも触れてみますが、実は意味がありません。

 『住宅の内見』の話だけしてみたところで面白くもなんともないので、前回に似た感じで勝手に制約を付け加えてみただけです。

 なんなら前回の話(バッファローの話)をテンプレとして利用することで合理的に文章を生産しようという企てだったりもします。

 コスパとかタイパとか、なんかそんな感じのアレだよ。たぶん。



 さて、お題にある『住宅の内見』だが、皆さんは意外と勘違いをしているのではないだろうか。

 恐らく多くの人が書くであろうと予想されるのが事故物件なのだが、事故物件は報告義務があるし、価格が明らかに安いので見る前に気付く可能性が高い。


 ちなみに『事故物件は誰かが一度住めば報告義務が不要になるという』噂があるが、実は法的には報告義務が消える訳ではありません。

 仮に黙って事故物件に案内されたとしても、何かあったら契約しなければいいだけなのでオチが付けづらいのです。

 契約して住んでみたら事故物件だったというのであれば、普通に書けると思うのですけどね。


 小説を1本書くのだから、当然理解している必要はあると私は思う。

 ほら、小説家は取材が命とか言ったりしますよね。

 そう考えると、このお題は実に良いテーマな気がしてきた。

 なにしろ、にわか『住宅の内見識者』をふるい落とすことが容易にできてしまうのだ。


 しかも、今回は『全てを破壊しながら突き進む』などという、パワーワードは使われていないのだ。

 これは迂闊に手を出すと大恥をかいてしまう可能性があるため、慎重に考えなければならないだろう。



 私は昨日、この課題で一本書いているのだが、安易に手を出したことを大いに反省している。

 というのも、私が書いていた『はじけろ!コーラ星人』という小説に出てきた新婚の二人を登場させ、住宅の内見をさせるという暴挙に出たためだ。

 彼ら二人は作者の私が言うのもなんだが、実にキャラが立っていて書きやすいのだ。

 その彼らをもってしても、キレイに落とすことができなかったのだ。


 私の認識では内見とは、不動産の担当営業が物件の良さを巧みなセールストークで紹介していくスタイルだと思っている。

 そこでセールストークといえばこの人と、某通販業界のレジェンドをモデルにしたキャラを登場させ、彼ら二人に絡ませてみたのだ。


 だが、これには大きな誤算が生じていた。

 それは、彼ら二人の性格が極めてマイペースで他人の影響を全く受けないタイプであったことだ。

 『アンジャッシュのすれ違いコント』のような形であればまだ良かったのだが、すれ違うどころか全く噛み合わないでスルーされてしまう展開となってしまった。

 これは明らかに私の能力不足が原因なのだろう。



 こんな時はAIの出番だということで、今回も ChatGPT に聞いてみることにした。


「住宅の内見について教えて」


 ――

 住宅の内見とは、賃貸物件や購入予定の不動産物件の中を実際に見て確認することです。 内見では、間取りや設備、日当たりや雰囲気など、インターネットや図面だけではわからない部分をチェックすることができます。 通常、不動産会社の担当者が同行して内見を行いますが、最近ではオンラインで内見をすることもあります。


 内見をするときには、以下のような流れで進めるのが一般的です。

 <以下省略>

 ――


 うん、そうだよね。

 前回のバッファローのときみたいに、いい感じのボケが生成されるはずもなく、まさにAIという感じの回答が生成されたのだ。

 あわよくばAIの間違いをネタにしようと目論んでいた私の希望は見事に打ち砕かれたのだ。


 と思った矢先、『AIなぞかけ Powered by ChatGPT』というサービスを作った方がいるらしい。

 もういっそのこと、ここで得られたなぞかけをオチとして採用してはどうだろうか。


「住宅の内見」※ お題を入力しています。


「整いました!住宅の内見とかけて酒と解く。その心は酒の入ったカウンター」

「続けますか?」


 続けるかい!

 さっぱり意味が分からん!

 でも、『整いました!』と言ってきたところは良いと思う。



 ここまでで既に30分は経過していることに気付いた。

 そう、私には『住宅の内見に関するオチ』を思いつくことなんて出来はしないのだ。


 だが、人生は挑戦なのだ。

 結果が伴わなくても、時として挑戦しなければならないこともある。


 ということで、AIに頼らず、なぞかけを2本作成してみました。


 整いました!

 住宅の内見とかけまして、名残惜しいと解く。その心は?

 このあと売買(バイバイ)があるでしょう。


 整いました!

 住宅の内見とかけまして、結婚相手が良家のお嬢様だったと解く。その心は。

 価格(家格)が気になります。



 私が今回の挑戦で得たもの、それは微妙な2本のなぞかけだけでした。

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