第4話 さて、何処の怪奇名所へと行く?(1)
(音声スポット1)
「……ん? どうしよう?」
僕の問いかけに対して家の女房は、大変に気だるげ、面倒くさそうに言葉を返してきた。
だから僕も、『じゃ、一人で行ってくるわ』と告げようとしたら。
「何処に動画撮影に行の?」
僕が自身の女房に『一人で行くから』と告げようとしたら。
僕が何処へと撮影に行のか尋ねてきた。
だから僕は女房に、「今は夏だから」と告げ。
「やはり、広島の怪奇名称が良いと思うのだけれど」と、僕が言葉を漏らした所で女房が。
「じゃ、己斐峠に行の?」と、僕の話しを折り、尋ねてくる。
「ん? 己斐峠?」
僕は女房の問いかけに対して、独り言を呟くように言葉を返せば。
(う~ん、己斐峠か……。あの辺は今、道路が整備され、綺麗になり、交通量も多いいから。供養塔がある辺りに撮影に行っても。この日が高い時間帯ならば。畏怖を感じないんだよね)と思うから。
「う~ん、己斐峠か……。Y〇u Tubeにも動画が投稿されている。広島の昔からの怪奇名所の一つだけれど。あそこ交通量がマジで多いから、深夜にでも撮影にいかないと怖くはないからどうしよう?」と。
僕が己斐峠は、広島で古くからお化けが出ると言われ、言い伝えられてきた怪奇名所だから。有名なので動画撮影には良いのかもしれないけれど。
あの道は、広島の西区の己斐から、安佐南区の沼田方面や佐伯区の五日市へと抜ける裏ルートで大変に交通量も多く。深夜! 丑三つ時にでもいかないと畏怖を感じない場所だから。
僕が女房に余り乗り気がない顔をすれば。
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