ポーンについて

 ドラゴンズドグマとダークアリズンのゲームシステムで、これはいろんな意味で印象深かったというものをつらつら書いていきます。

 今回はポーンについて。



 ドグマの大きな特徴の一つ。自分が作ったメインポーンの他にサポートポーンを2人まで借りて連れていける。

 つまり他の人が自分のポーンを借りてくれる可能性もあるのだ。


 まずは借りる側としての楽しみ。

 借りられるポーンのレベルなどに制限はないが、自分よりレベルの高いポーンはリムというポイントを使って借りる必要がある。リムはモンスターを倒した時やクエストをクリアした時に手に入る。またアイテム(リムの結晶)としてドロップすることもある。

 借りるポーンのレベルが上がるほど必要リムポイントが跳ねあがっていくのでたいてい自分と同じかせいぜい数レベル上くらいのポーンを借りていた。


 なお、サポートポーンは一緒に冒険していてもレベルは上がらない。なのであまりにもサポートポーンとのレベル差が開くと自分のレベルにあったポーンを雇いなおすことになる。

 が、何周もして自キャラがレベル上限まで行くと逆に「低いレベルのポーンを雇って知識を持たせてあげようか」なとど考えてあえて低レベルのポーンを連れまわすこともした。


 ポーンには世界、クエスト、モンスターなどの知識レベルがあって、いろいろな冒険をするほど知識が溜まっていく。

 最初はハーピーを見て「女性の魔物?」などと驚いていたポーンも、知識を得ると「ハーピーです」「翼を焼いて地上に落としましょう」などと有利な戦い方を学んでいく。

 なので低レベルのポーンを雇うとあれこれと反応が新鮮で楽しかった。

 家族のポーンが自分よりレベルが低かったので知識の上で「キャリー」することもあった。


 サポートポーンの装備は変更可能だが一度装備させるとそれは「プレゼント」されることになる。

 女盗賊団のアジトに行く時、ボスが極度の男性嫌いなので男性がいると戦闘になってしまうということで男性ポーンを借りている時は女装させたことがあった。

 あとから、女性ポーンを雇いなおせばよかったじゃないかと思い至ったのだが……(笑)。

 あの時のマスターさんは女装されたゴツいポーンが帰って来たのを見て苦笑したに違いない。

 よくネットで、女性ポーンがエロ、いや、セクシーな装備を身に着けて帰って来た、と聞く。

 わたしはやらないが、そういう楽しみ方もあるのかもしれない(笑)。


 次に借りられる側としての楽しみ。

 メインポーンが借りられ、何らかの形で帰されると外見、戦力、貢献度の3つの評価が5段階でついてくる。

 たいてい5か4で帰ってきていたが、一度だけ1で帰されたことがあった。なにが気に入らなかったんだろう……。

 ロストしてしまうと標準の3で帰ってくるので、評価3、プレゼントもコメントもなしだと「あー、ロストしちゃったのね」と笑った。


 プレゼントは、ロストではなくパーティから外す手順を踏んだ時に一つ、自分の持ち物から渡すことができる。

 貴重なアイテムがプレゼントされると、頑張ったんだなぁポーン、と嬉しくなるし、腐った肉なんかが送られると、何があったんだと笑ってしまう。


 そして一番うれしいのはリムポイントと知識を持って帰ってくることだ。

 サポートポーンは経験点を得られないが、その世界で覚者が得た経験点の10分の1をリムポイントとして持って帰ってくる。1回で得られる上限は100万リムだった。

 リムポイントがあればレベルの高いポーンを雇えるし、リムでしか買えないアイテムもあった。

 ダークアリズンでは貴重なアイテム、武具をリムポイントで解呪(=鑑定と考えてOK)するのでたくさんのリムポイントが必要だった。


 知識を得てくるのは、わたしは嬉しかった。ロケーションの知識は自分では気づかないことも多いし、モンスターの知識は自分(プレイヤー)が知っていないとその戦術をとらないことも多いので。

 「自分のポーンは自分で育てるんだ」という方はポーンの貸し出しをオフにもできるのでそこは好みの問題かな。


 ここからはちょっと余談っぽい感じ。


 ポーンはよく宝箱をジャンプして飛び越えた。なので水際、崖際の宝箱はトラップだった(笑)。

 アップデートで多少改善されたが、初期ではいつの間にかポーンがロストしていることも多々あった。

 ポーンがポン子と呼ばれることがままあるのはきっと「ポンコツ」から来ているのだとわたしは勝手に思っている。


 ドグマの時は音声は英語のみで、日本語の字幕を読んでポーンが何を話しているのかを理解していた。

 行き止まり近くに行くと「Dead end」と教えてくれるのだが、「未来日記」を履修済みなので「回避不能死亡フラグ」に脳内変換されていた。

 英語と日本語で大きく違うじゃないか、と家族の間で盛り上がったことも懐かしい。

 英語ではモンスターに「Die!」と言っているのに日本語字幕では「倒れろ!」だった。

 死ねと倒れろは全然勢いが違うよねぇ。


 ポーンは基本的に敬語で話すが英語では敬語的表現が少ないので日本語では「ゴブリンです!」だが英語では「Goblin!」と呼び捨てだった。

 勉強になったなぁと思ったのが複数形。サキュバス(succubus)の複数形ってサキュバイ(succubi)なのねー。などなど。



 以上、ポーンについて、でした。

 ドグマ2ではよりおしゃべりになっているらしいので楽しみです。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る