ダークアリズン ストーリー(ネタバレしかない)

 今回はダークアリズンのストーリーの紹介です。

 ドグマ本編をクリアしたプレイヤー向けのコンテンツが主なので、ネタバレしかありません(笑)。

 現在プレイ中の覚者様はくれぐれもご注意を。








 覚者が夜のカサディスで見慣れない人影を見つける。

 桟橋に佇む彼女に話しかけると、私の姿が見えるのならば一緒に来てほしい、と頼まれる。

 いざなわれるままに到着したのは、黒呪島こくじゅとうと呼ばれる島だ。


 覚者を連れてきた女性はオルガと名乗るが、それ以外の記憶がほとんどない。

 ただ、この島の奥深くにいる「誰か」を助けてほしいと強く願っているようだ。


 探索を開始する覚者は、さまざまな「声」を聞く。

 どうやらその声は、この島で命を落とした者、しかも異世界の覚者達らしい。

 さらに、バロックという男にも出会う。彼も覚者で、島から抜け出せずにいる。ちょっと変わり者の彼はこの島での暮らしになじんでいるようであるが。


 彼らの話や、次第に記憶を取り戻していくオルガによると、ここは覚者のみが訪れ、そして出られない島だ。

(主人公はなぜだか元の世界と自由に行き来できる。メタ的な考え方をすると、そうしないとゲーム上困るから、なのだろうが(笑))


 島のあちこちに残る思念や痕跡から、覚者はこの島が作られた真相にたどり着く。


 異界の地にて。

 魔物の襲撃で焼け落ちた村で唯一生き残った少年、アッシュは、覚者グレーテに拾われ、彼女とポーンのオルガと旅をする。

 グレーテはアッシュにとって母であり、姉であると同時に、戦うすべ、生きるすべを教える師であった。


 アッシュはやがてグレーテに特別な感情を抱くようになる。

 だがグレーテとオルガはアッシュを残し、ドラゴンとの戦いに挑んでいく。

 帰って来たのは、呆然自失のオルガだけであった。

 戦いのショックからか、ドラゴンとの戦いがどうなったのか、オルガはすっかり忘れてしまっていた。

 魂の転移によりグレーテの姿、心に似通ってきたオルガに寄り添い、アッシュはオルガと思いを通じ合わせるようになる。


 さらにアッシュに悲劇が襲い掛かる。

 ドラゴンが現れ、アッシュの心臓を奪い去った。アッシュは覚者となったのだ。

 奪われた心臓などどうでもいい。グレーテを殺めたドラゴンを許さない。

 その思いを胸にアッシュはオルガを自らのポーンとし、ドラゴンへと挑んでいく。


 ドラゴンとの邂逅で、アッシュは知ってしまう。

 このドラゴンこそが、かつてのグレーテである、と。

 グレーテはドラゴンを退け界王に挑んで、敗れたのだ。


 ドラゴン、つまりグレーテと戦うか、大切な者、オルガを差し出して願いをかなえるか。

 残酷な選択を突き付けられたアッシュは、これが神の所業であるとするなら、全て壊したいと強く願った。

 アッシュの姿は巨大な魔物となり、全てを壊すことが可能な力を手に入れた。

 それにより彼の願いが成就されたとみなされ、オルガは生贄となってしまったのだ。


 悪魔、ダイモーンとなったアッシュが作り出した島、それがこの黒呪島だったのだ。

 覚者やポーンといった世界の理を憎む一方で、彼は自分を討ち滅ぼすほどの者が現れることもまた、願っていた。


 全てを知った上で、主人公である覚者はダイモーンに挑んでいく。

 熾烈な戦いの末ダイモーンを打ち倒すと、アッシュの魂が現れる。

 彼は覚者に礼を言うと、オルガの魂と共に消え去っていく。

 二人はようやく、解放されたのだ。



 ダークアリズンのストーリーはこんな感じです。

 ストーリーに入れる隙間がなかったのでここで書きますが、主人公を黒呪島に連れてきたオルガは存命している覚者であり、彼女もまた島にいざなわれた一人でした。偶然名前が一緒であったことから、アッシュのポーンであったオルガの魂がシンクロし、彼女の肉体に乗り移った、ということです。


 ダークアリズンは、多くのプレイヤーが望んだ「自分のポーンとのエンディング」がこんな形で実現した、といったところです。

 これはきっと2への布石に違いない!

 2には、プレイヤーが覚者と自分のポーンのハッピーエンド(ダークアリズンのエンディングがハッピーかどうかはさておきw)を見られるに違いないのだ、と期待しております。



 次はドグマやダークアリズンの特徴などについて書いてみたいと思います。

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