第8話


1880年代半ば

アメリカで印象派の色彩が流行ったらしい

日本で言うといつなのだろう。

あの頃は何をして、何を見て生きていたのだろう。


令和5年3月に大差ない暗さだったはずだ。



文字を読むのは、読みたくなってからの方がいい。この人を理解したかったときだけにした方がいい。人の吐いた文字で脳が埋め尽くされると、大した言葉を吐けなくなりそうだ。



次の青と金の世界では、

談笑が目立った。


どんな話をしているのか気になったけど、多分意味のない話だとおもう。たしかに、たしかに、と誰かが言った。



モネだろうがモネでなかろうが、モネの真似でしかなくて、ああでも、多少は好きになれた。なんとか寺院という、青色の絵。



美術館で小説を書くのって最高だ。


ずっとここにいたい。

誰にも邪魔されない幸せな空間だ。



発見し忘れた電子チケットが2枚あるから

また4月7日までに、もう一度、東京へこよう。




その時までには、上野駅の真横に建てて欲しいな。


歩くにはちょっと遠すぎて、疲れてしまったよ。






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