~あとがき部屋~

氷咲「ここどこだ」

緋織「え? あれ、そういえばどうして私はここに……?」

氷咲「そんな目で見られても何もしてねぇし、副会長もわかんねぇならあたしもわかんねぇよ」

緋織「えぇっと、とりあえずこの部屋がどういう場所なのか調べてみましょうか…………と言っても、真っ白な部屋に、テーブルと一枚の紙しかないんですが……」

氷咲「とりあえずこの紙に書かれた内容を読んでみるか」

緋織「そうですね」

氷咲「えーっとなになに? “私は作者の一人、水無月ハル。やぁごきげんよう、我らが生み出し創作の主人公達よ!” ……あたし読むのやめていいか?」

緋織「確かに読みたくない口調の文章ですが読んでください! 話が続きません!」

氷咲「ちっ……」

緋織「し、舌打ち……」

氷咲「……“とまぁ、冗談はこれくらいにして、この部屋について軽く説明すると、ここはあとがき部屋だ。本来ならば作者が喋るものなんだが……作者よりもキャラクター達が喋ったほうが楽しいっしょ! ってことで君らが選ばれたぜ”だそうな」

緋織「む、無茶ぶり……」

氷咲「あとは自由に喋れって感じだけど、何話しゃ良いんだよ」

緋織「うーん……やっぱり、この作品がどうゆう経緯で生まれたのかについてですかね?」

氷咲「あぁ、確かに。ん? なんか文字が浮かんできたな。“良いところに気づいたね緋織ちゃんよ。この作品は私がTwitterタグで生み出した魔法少女、氷咲のプロトタイプがきっかけだ”」

緋織「幸村さんのプロトタイプ?」

氷咲「“そう、通称グレー魔法少女。そのキャラを私がすげー気に入って創作にしてぇ〜となり、親友の文月ユノへ、共に創作をしないかと持ち掛けたのが始まりだった”」

緋織「なんで会話になってるんだろう……」

氷咲「さぁな。でも意外と気軽な理由で始まったんだな」

緋織「あとは……魔法少女ものって、結構たくさんありますが、参考作品とかあるんですかね」

氷咲「お、また文字が。“またしてもいい質問だね。ユノが好きな魔法少女アニメを参考にしているから、そこのテレビで見てくれ。ビデオはユノから借りて来た”」

緋織「テレビ? ……あ、なんかいつのまにか、テレビとビデオテープが出現してる……」

氷咲「とりあえず見るか」


 🦋 視聴中 🦋 


緋織「あの……とりあえず一話見終わりましたけど、この作品のどこら辺を参考にしたんでしょうか……」

氷咲「……中学生が魔法少女になって戦う所と、動物の妖精が登場する所だな」

緋織「それ……参考ポイントなんですか……? 全然戦闘シーンとかなんかこう………まろやかさが違うような……」

氷咲「まぁ、気にしない方がいいんじゃね? そろそろページ数的に終わらせた方がいいだろ」

緋織「突然のメタ発言……」

氷咲「メタくっていいんだよ。そもそもこの作品自体やべーし」

緋織「メタ発言で終わるあとがきっていいんだろうか……」

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