飼うか、飼われるか

 調教師エイディとしてのビジネスはとても素晴らしいものだった。手堅く、自由な時間が多く、そして何よりもクリーンな仕事ゆえ目を付けられる心配がない。パーフェクトだ。


 良品質の肉を大量に買い付け、仕込みと偽り裏に引っ込む。そして決まった時間に三十分ほど肉を売る。そうすりゃ諸経費を差っ引いても一日に金貨一枚儲かるというボロさだ。


 やはり商売ってのは金払いの良い固定客を確保してこそだな。よく稼ぎ、よく散財する腕っぷし自慢の冒険者なんてまさに上得意に相応しい。散財の優先度一位にペットを滑り込ませることでやつらは気持ちよく銀貨を吐き出してくれた。


 ただ、ちょいと背伸びしてスライに飛び付いたやつには一日に銀貨三枚という負担はきつかったらしい。俺の提供する肉を買いに来なかったやつもいれば、クソみたいな難癖をつけてくるやつもいる。ちょうど眼の前にいる鉄級のように。


「なぁ……エイディさん。ちっと餌の値段をまけてくれねぇか……? やっぱよぉ、多少の仕込みをしたからってこの量の肉が銀貨三枚はボリすぎだろ」


 はぁー。俺はこれ見よがしに溜め息を吐いた。


「あのですね? この餌は上品質な肉とスライの好む香りをふんだんに盛り込んだ特別製なんです。手間と材料費が掛かってるんですよ。銀貨一枚でもまけたら赤字になる。あなたは僕に無償で働けと言うおつもりですか?」


 例によって例のごとく嘘である。


「だったら、その材料とやらを教えてくれや。自作する」


「一族の秘伝なのでご勘弁を」


 俺の言い方が気に食わなかったのか、目の前の鉄級は鼻と眉間にシワを寄せた。


「なら俺のペットを躾け直してくれや! お前、他の餌も食うように躾けるって言ってたよな? ぼったくってイイ思いしてんだからそれくらいしろよ」


 来たか。まあ、遅かれ早かれこういう輩が現れるのは目に見えてた。一日に銀貨三枚の支出を続けていたらいずれ産を傾けるやつが出る。そうして俺に突っ掛かってくるのだ。


 全く、いつだって読み筋通りに動いてくれる連中だよ。やりやすいことこの上ない。用意しておいたシチュエーションが無駄にならないってのは良いことだな?

 俺は軽く小首を傾げて目の前の鉄級に問いかけた。


「ふむ。あなたはお酒が好きですか?」


「は? ……まぁ、それなりに」


「そうですか。それはそれは」


「それが何だってんだよ……って、オイ!」


 俺は意味深な笑みを浮かべて席を立ち、何も言わずにその場を去り、適当な屋台から生肉を買って戻ってきた。俺の商品と比べるとワンランク落ちる品である。


「スライはね、人間なんかと違って繊細なんですよ。こんな安物の肉なんて……食べ物とすら認識しない。それを食べるように強要するというのは……酒を飲む代わりに泥水を啜れと言っているようなものです。その事実をお忘れなきよう」


「っ……! ま、待てよ! 俺ぁそんなつもりは」


 男の弁明を無視してペットのスライに肉を近づける。男のペットであるスライはくぅと悲しそうに喉を鳴らした。更に肉を近づけるとイヤイヤと言わんばかりに首を振る。


「ほら、食べなさい。食べるのです。でないとあなたのご主人様が……悲しんでしまう」


 そう諭すとスライは恐る恐るといった様子で肉に齧り付いた。孤児が腐った食べ物を渋々口に運ぶような悲壮感を纏ってスライが食事を進める。シュンと垂れた尾が口よりも雄弁に不味いと語っていた。

 結局、スライは肉を半分ほど腹に収めて食事をやめた。残りの肉を鼻の頭でこちらへと押し返してくる。


「駄目です。全部食べなさい。それだけではあなたの身体が持たないでしょう」


「くうぅぅぅ……」


 これ以上は無いってくらい悲哀に満ちた鳴き声を漏らしたスライが口を開いたところで鉄級が叫んだ。


「もういい! 悪かった! 俺が悪かったよ……! ごめん、ごめんなぁ……。買う。俺、買うよ……! 頑張って稼ぐから、そんな声出さないでくれよぉ……!」


 俺に銀貨三枚を放った鉄級が箱から肉を引っ掴んで己のスライに差し出した。

 あと数分で死ぬんじゃないかってくらいに消沈していたスライはこれに歓喜。尾を振り乱して肉の塊にがっついた。


 驚くべき早さで肉を平らげたスライは満面の笑みと心底嬉しそうな鳴き声をあげて飼い主へと飛び付いた。鉄級の男がガシッと力強い抱擁を返す。


「俺……稼ぐよ……! お前のために! お前の笑顔のためなら、俺、頑張れるよ……!」


 一部始終を見ていた取り巻きがワッと声をあげて万雷のような拍手を送った。これが人と動物の絆である。いやぁ、とても美しい光景だね。


 この光景の前では、スライが繊細などという真っ赤な嘘や、先程スライが嫌々食べていた肉の質はやつらが普段口にしているものと大して変わらないなんて事実も霞むというもの。嘘も方便。結果良ければ全て良し。俺は受け取った銀貨を財布にしまった。


 俺、仕入れるよ! お前らの笑顔のために! お前らの為なら……俺、頑張れるよ!


 ▷


「わりぃなあんちゃん。急な大量買い付けのせいで発注が間に合ってねぇんだわ」


 順風満帆かとおもったらこれだよ。勘弁してくれや。

 串焼き屋サーディンとして活動していた時は安もんの肉をどれほど買っても在庫切れにならなかったが、やはりそれなりの質の肉の安定供給は難しいらしい。

 卸売り業者の親父がニッと笑って別の箱を差し出してくる。


「つーわけで、こっちの極上肉なんてどうだ? お前さん随分儲けてるみてぇだし、もちっと質を上げてもいいんじゃねぇの?」


 こんな良い肉をスライに? ありえねぇよ素人め。やつらは人を手玉に取れるくらいには狡猾だ。一度でも味を占めたらとことんまで付け上がる。スリ師に財布を渡すようなもんだぜ。


「その肉を提供するとなると……値上げは避けられませんね。あまり望ましくありません。ということでワンランク下の肉を下さい」


 なお、俺の店の売価は据え置きである。

 仕入れ値が安くなったおかげで儲けが増えたぞ。よきかなよきかな。


「…………?」


 おっと、肉の質が下がったことにいち早く気付いたスライが無機質な瞳でこちらを見つめている。チッ、だるいな。俺は【伝心ホットライン】でことのあらましを叩きつけた。


(いつもの肉が売り切れらしいからちょっとそれで我慢しとけ)


 そして素早く魔法を解除する。余計な情報を伝えないためだ。向こうの不満なんぞ聞きたくないという理由もある。


 ……もしも良質な肉の在庫が復活したとしても暫くは安もんを提供することにしよう。魔物に近いとはいえ、スライも所詮は人様に飼われる存在よ。ちょっと媚びるだけで肉が貰える現状にむしろ感謝してもらわなきゃな?


 ▷


 肉の質を落としてから三日。いつもの場所で店を開く準備をしていると、なにやら剣呑な気配を漂わせたリーダーがやってきて俺にガンをつけてきた。おう、こりゃ面倒くさいことになったな。


 どうするか。俺は少し迷い、仕方なくパスを繋げることにした。こいつらにはまだ利用価値がある。無視するのは得策ではない。


(おう、どうしたよ)


(なァにすっとぼけとんじゃワレ。ワシらに三日も臭い飯食わせよってからに。旨い肉を寄越すって話はどうなったんじゃ? おォ?)


(おいおい……他のやつから聞いてんだろ? 旨い肉は売り切れなんだよ。ちっとくらい我慢しろって)


(ほォん……その割にゃ)


 リーダーは鼻をスンと鳴らした。


(ワレは随分と良い肉を食ってるようじゃなァ……?)


 ……俺はさっき極上の肉をかっ食らってきたばかりだ。どうやら服に付いた匂いか何かでバレてしまったらしい。

 まずいな。恐らく今の一瞬で俺の考えは向こうに筒抜けになってしまっただろう。そして俺にもリーダーの考えが流れ込んでくる。


 ――このクソガキ、ワシらを舐め腐ってるようなら目に物見せてくれちゃるぞ


「…………はっ、上等」


 犬畜生風情が何をイキってやがる。テメェらがこの街で騒ぎを起こそうもんなら一匹残らず殺処分だぞ。あまりエンデを舐めるなよ。お前らは俺の下で首輪に繋がれていればいいんだよ。そうすりゃ労せず餌にありつけるんだ。互いに賢くいこうや。なぁ?


 俺は出来の悪いバカ犬を叱りつけるように意思を飛ばした。数瞬の沈黙の後、唸り声とともに意思が返ってくる。


(そッかァ……分かった。分かったぜェ……)


 分かりゃいい。俺は賢いやつなら犬でもガキでも関係なく使う。精々役に立てよ。その分の見返りは用意してやってんだからさ。


 ふてぶてしい足取りで去っていったリーダーを尻目に収めつつ、俺は【伝心ホットライン】を切って開店準備を整えた。


 そして昼。いつもの時間になると同時に金づる連中が俺に銀貨を貢ぎにやってきた。肉が高いとケチを付けてきた連中もすっかり俺の店の常連だ。文句の一つも言わず粛々と財布の紐を緩める様は飼いならされた忠犬さながらである。これじゃ誰が躾けられてんのか分かんねーな? くくっ。


 肉を売り始めてから数分。今日も今日とて順調に金を稼いでいたところ。


「えっ、なに!? ちょ、どうしたの!? ねぇ!!」

「おいっ! おいッ!! 大丈夫か!? だ、誰か医者を呼んでくれーッ!!」


 少し離れた場所から悲鳴が連続して聞こえてきた。

 なんだなんだ、穏やかじゃねぇな。どっかの馬鹿が暴れでもしたのかね。念のため情報を集めておくか。【聴覚透徹ヒアクリア


「あたしのクロが急に倒れて……! 血を吐いてる!? だっ、誰か助けてくれよ!!」

「しっかりしろ! ルドヴィック! おいっ! 誰か、回復魔法を使えるやつはいないかぁーッ!?」


 ぞわり、と。

 嫌な、嫌な予感が首筋から後頭部へと駆け抜けていく。


 クロ。ルドヴィック。それは、俺の記憶が正しければ、さっき俺の店で肉を買っていった連中が飼っているスライの名前だ。


 倒れた。血を吐いてる。流行り病か? 浮かんだ考えを自ら否定する。違うスライはそんなにヤワじゃない。

 だとしたらこれは……まさか、まさかあのクソども……!


「ッ!? おい、ハーズィー!! どうした!?」

「ロルフちゃん!? いやっ! いやぁーッッ!! 誰か助けてぇぇっっ!!」


 俺の目の前でスライがバタバタと倒れていく。俺の売っている肉を食ったスライが、まるで死んだかのように四肢を折ってくずおれていく。地に身体を横たえたスライはビクビクと震え、口から血を垂れ流していた。


 意図を察する。俺は思わず立ち上がり、ギリと歯を鳴らした。

 こいつら……こいつら……ッ! 俺が毒餌をバラ撒いたという無根の事実を連携して作り上げようとしてやがるッ!! 血を吐いたのは……舌でも噛んだのか。ふざけやがって……!


「おっ……落ち着いて下さいっ! これは……スライたちのちょっとしたおふざけですよ!」


 クソどもがっ! その手には乗るかよ! 獣の浅知恵なんかに翻弄されてたまるか!

 俺は箱の中から肉の塊を取り出した。


「まず初めに言っておきましょう。この肉には毒なんて一切仕込まれておりません! なんなら私が今この場で毒見を――」


 直後、背後から飛んできた影が俺の掴んでいた肉を弾き飛ばした。スライのリーダー……! 狙ってやがったなこいつ!


「てめぇ……っ! おい! やめろ馬鹿っ!」


 リーダーは台車に載っていた箱を後脚で蹴り飛ばした。止める間もない早業だった。仕入れた肉がそこら中に転がる。そしてまだ肉を口にしていなかったスライどもが群がり、ガツガツと肉を頬張り、そしてわざとらしくコテリと倒れた。この……ゴミ畜生ども……!


「おいっ! どうしたハーケンナーゲル!」

「嘘でしょ……? 起きてっ! 起きてよヴィヴィアーナちゃん!!」

「スライっぴ! スライっぴーっ!」

「毒だ! その肉には毒が入ってるぞーッ!」


 クソが……っ! せっかく商売が軌道に乗ってきたってところに水を差しやがって! 動物風情にハメられるなんて冗談じゃねぇ! 【敏捷透徹アジルクリア】ッ!


「逃げたぞ! 追えっ! 追えーっ!」

「あいつをひっ捕らえろ!」

「あの畜生を逃がすなっ!」


 まだだ。まだ間に合う。まだ騒ぎが起きてから数分も経ってない! 今なら逃げ切れるはずだ……!

 人混みを縫うように駆ける。この時間帯なら……行ける。体を躱し、姿勢を落とし、時にデカブツの頭を飛び越えて駆ける。人気の無い通りまで出てから路地裏に逃げ込めば勝機はある……!


 極限の集中力を発揮していた。獣畜生にハメられて断頭台行きなどという屈辱は断固として認めないという意気が形を成して背を押しているようだった。人の群れを抜け、俺を捕まえようとする手を振り払い、そして目的地を目前にして振り返ったその時、俺は四足で迫る化け物を捕捉した。


 小柄な体躯。一切の情を排した冷徹な瞳。尋常ならざる体捌き。


「早すぎるだろッ! 『遍在』ィィッ!!」


 逃げ込もうとした路地裏から反転。俺はフェイントをかけて別の路地裏に飛び込もうとしたが金級相手には無駄な足掻きでしかなかったらしく脚を刈られてしこたま地面を転がった後に腕を捻り上げられた。勝てねぇ……!


「待っ、待ってくれッ! これは誤解なんだ! 話せば分かる! 話せば……っ!」


 俺は抵抗をやめて話せば分かることをアピールした。新たな逃げパターンを構築しなければ詰みだと思ったのだ。時間を稼げばスライどもの演技がバレて無罪放免になるのではないかという淡い希望もあった。しかし腕を捻り上げる力はほんの少したりとも弱ることはない。俺を見下す酷薄な表情だけがそこにある。


「弁明は無意味と知ることです。あの後、解毒魔法の使い手が処置を施した途端にスライたちは活力を取り戻しました。売られていた餌に毒が仕込まれていたことはもはや明白です。調教師エイディ。大量虐殺を目論み市街に混乱を齎さんとした大罪人。女神様の許でその罪、存分に雪ぐと良いでしょう」


「ざけんなッ! お前らは騙されてるんだよ! あいつらはずる賢いんだッ! そのくらいの演技は平然と、ぐぅッ!」


「黙りなさい。あの子たちへの誹謗は認めません。あんなに可愛い私のスライっぴが演技なんてするはずないでしょう」


 お前だったのか……。

 スライっぴって。スライっぴってお前……ネーミングセンスどうなってんだよ、ミラさん。


 ▷


「離せッ! 今回は事実無根だッ! お前らは揃ってその畜生どもに騙されてんだよッ! クソがっ! クソがーッ!」


「これより、毒を用いて許されざる大量虐殺を目論み、ペットの身の安全を脅かし、また冒険者の高潔な精神を冒涜せしめんとした凶悪犯エイディの処刑を執り行います」


 首枷を嵌められた俺は断頭台に掛けられていた。


「いいからテメェらはまず――――けよ! そいつらはお前らのことなんて――――からな! 黙れ――――ども! クソがッ! クソがーッ!!」


 俺は必死にスライどもの腐った性根を暴露しようとしたのだが、俺が口を開く度に畜生どもが声高に吠え立てるせいで全く伝わらねぇ。【響声アジテート】を使ってこれだ。どこまでもふざけやがって……!


「聞こえていますか? 大罪人エイディ。これが彼らの純然たる怒りの声です」


「ざけ――――ねぇ! これは――――に騒いで――――だろ!」


 このクソども……! 的確に俺が喋る時にだけ吠え散らかしやがって……! 誰のおかげで旨い肉を食えたと思ってやがる! 犬だって恩くらい覚えてるぞボケが!


「最期に何か言い残すことはありますか?」


「最期だ――――ぇよ! 俺は――――黙れっ! ――――オアアアアァァァ!!」


 だ、だめだ……まるで声が届かない……俺はこんな畜生どもに負けるのか? そんな、そんな馬鹿な……いくらなんでも惨めすぎるだろ……。

 いや、諦めるな……何か、何かあるはずだ。探せ……逆転の一手……はっ! あそこで俺を睨んでいる畜生は……! 俺は意思を飛ばした。


(おい! お前……! 何が欲しい!? 肉か!? 最高級の肉かっ!? 欲しいんだったらくれてやる! だからお仲間を黙らせろッ! そして俺を無罪へと導けッ!)


 俺は広場の隅でふてぶてしく座っているリーダーに命を乞うた。みっともないとは思わなかった。公衆の面前で何度も何度も首を飛ばされる以上に不名誉なことなんてないだろう。素直にそう思った。

 返って来た意思は溜め息のような湿り気を帯びていた。


(なんぞみっともないのォ……童でもそんなキャンキャン喚かんぞ。ま、ワシらの勝ちっちゅうことで)


 その時、俺は妙な引っ掛かりを覚えた。

 今回は。今回は、だと? 人の死を前にして思うことじゃないぞ。まさか……こいつは……!


(ハッ! 随分と取り乱しよる。ワシらの鼻を侮るからそうなるんじゃ。どうせ死んでも生き返るんじゃろ?)


 ガコンと音がした。

 刃が首を断つのは一瞬だ。だが、意思のやり取りはそれよりなお早く、瞬間的に行われる。


(不死の化け物。言ったじゃろう。ワシらはのぅ、おっかないモンに対して鼻が利く。ワレはワシが嗅いだ中で二番目に嫌な臭いを発しておるぞ)


 バレている。俺はどうやらスライという生き物の底を見通せていなかったらしい。あいつは、俺の正体を――!


(またの。化け物)


 俺は首を飛ばされて死んだ。

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