戯言

ゆきのともしび

友だち


友だちってなんだろう。



関わりたいとどこかで思っていても、やりすぎかもしれないとブレーキを踏み、そのうちに枝葉のように流れていってしまう。



そもそも「関わりたい」って一体なんなのか。

わたしが単に、さびしいだけなのか。


そうしたら友だち付き合いって、さびしさの埋め合わせなのだろうか。




どこかで過剰になり、どこかで無関心になる。

そのうちに気づいたら、友だちが「関わらないひと」になっている。



彼等とは流れるうち、どこかで引っ掛かるものなんだろうか。今まで友だちだとしがみついていただけなのだろうか。




膨大な大気の渦。




臆病だから、どこかで煌めきが、交わることを願っている。



  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

戯言 ゆきのともしび @yukinokodayo

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ