第3話
そうと決まれば、後は行動を起こすのみ。
即決。
我ながら、笑える。
全く、死に急いでるんだか―――生き急いでいるんだか分からない。
「ねぇねぇ! 美味しいものあげるから、お姉さんに着いて来ない?」
「......」
下校時を狙っての凸ならぬ、突進だったが。
丘乃君の反応はイマイチ。
掴みとしてはベストだと思ったんだけどな?
こういう、ある人と接点を持つ時の掴み所は、人間関係における最も難しい事の一つだ。
初手から躓けば、その後の交友は絶望的。
「…通報、通報」
「あ、ちょっと。 タンマタンマ! えーっとね、これは普段私が喋らない人との交友接点を探る掴み技で....決して不審者の常套句で言ったんじゃないよ!?」
残り一日の無駄遣い 那須茄子 @gggggggggg900
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。残り一日の無駄遣いの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
近況ノート
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます