高校3年

桜が満開に咲いた頃アルトは、やっと3年に上がれたことを嬉しく思っていました。

そして、進路選択の時期でもあります。就職にしましたが、就労継続支援B型、就労継続支援A型、一般雇用就労の障がい者枠といろんな選択肢がありましたが、一般雇用の障がい者枠にしました。

ここで、とても苦手な数学が分からなくなり、放課後、先生がマンツーマンで教えていただき、宿題までしていましたが、赤点ギリギリな点数でした。


しかし、8月にWAIS Ⅲをクリニックで受けて衝撃の事実を知りました。

軽度知的と特定不能の発達障がいと診断がつきました。

軽度知的障がいは3年後に知ることになります。


アルトの場合は言語性が高く動作性が低いという特性があります。

見事な凸凹がありました。


そのため製造業は向いていないとのことでした。

たしかに、昔からゆっくりさんでこだわりが強いとは思っていましたが、ASD傾向とは思いませんでした。


他の子とは違うとは思っていたもののやっぱりかーっという感じで受け止めました。


時は過ぎ2学期後半。

幸いアルトは、学習委員長を務めていたため病院に就職することができました。


部活が楽しすぎて、とても頑張っていました。


無事卒業式には出れました。

学校生活も終わりです。

社会人として1歩踏み出します。

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