中学3年

中学最後の春アルトは精神医学の本を読みながら進路どうしようかなーとなやんでいました。


できることなら福祉のことを学べる高校に行きたいという希望を持って中学ラスト入試に向けて苦手な分野の復習を軽くしていました。


そして始業式。もう3年かー。はやいなーって思いました。

支援級に入って学年相当の勉強をしてきたアルトは、高校選びをどうしようかとても迷いました。

公立か私立かとても迷いましたが、公立で福祉を学べるコースに挑戦してみることにしました。

他の高校も魅力的でしたが受けたのは1校のみでした。


支援級の先生が色々と支援してくださっているおかげで校内推薦で推薦入試で受験することになりました。


驚いたことに支援級で公立で推薦入試で受験したのは、アルトが初めてだったようでびっくりしました。


そして入試当日、高校に行ったアルトは作文を丸暗記して準備万端で臨みました。

面接と作文でした。

面接ではいろんなことを聞かれました。


そして合格発表の日、見事、合格していました。

とても嬉しかったです。


3学期になり、アルトの身体に異変が起きます。音楽の時間に声が出ない、脱力していて力が入らない、呂律が回らないそれが音楽の時間に毎回なっていて、階段から滑り落ちそうになったり移動に支障をきたしていました。

実は小学校中学年から両上下肢の脱力はありましたが徐々に右上下肢の脱力、麻痺に変わってきていました。それをずーっと隠してきました。


そして中学を卒業しました。

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