中学1年
入学式。アルトはセーラー服に身を包み写真を撮りました。頑張って部活しようかなーと思いながら校門をくぐりました。交流級は5組、支援級は1組。今回も教室を行き来することになりました。
最初は卓球部に入ろうかなと思いましたが、書道部を選択しました。
勉強は国、数、英は支援級でその他の教科は交流級で授業を受けていました。テストは交流級でみんなと同じものを受けていました。
アルトは書道部に所属し、半紙に楷書を書いたり、硬筆(ボールペン)で作品を書いたりしていました。作品の提出の締切を守りながら作品作りに励み賞状を貰うことが多かったです。銅賞とか銀賞でした。
部活の対人関係は、よく分からないことが多かったです。
自立活動ではほぼ体育で卓球、バスケ、水泳、自分たちが企画したスポーツをしていました。
生活単元では、調理実習がとても多く立ち続けることを求められました。野菜を作ったり、バサーでお菓子を売ったりしていました。
毎年行く高校見学と校外学習では色んなことを学びに行きました。アイススケートやバッティング、ラーメン作りなど様々な体験ができて将来の自分はどんな仕事に就くのだろうとワクワクしていました。
勉強面では、苦手な数学、英語は得意な教科でカバーしていました。数学
33点とか英語15点とかで得意な理科、社会は悪くても65点でした。単元ごとで点数が低いこともしばしばでした。特に計算問題(地理の時差や物理の公式など)
中学1年の時から支援級の担任の先生に、アルトさんは特別支援学校には行けないと言われて、私立か県立の高校になると思いますとのことでした。
さらに勉強に励むようになりました。遊びは行かず図書館で好きな精神医学の本や福祉の法律が書いてある本を読み、将来使える制度を探してみました。
そして中学2年生へと進級するのでした。
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