消える獅子
上海・北京の二大都市を空襲された中国は首都を深圳に移し、軍事工場を天津に移し、新たな軍事計画を進めていた。
それは1941年に日本が行ったことをまた実行することになった。
だが、その話はまだ先のこととなる。
上海・北京を落とされた中国は核開発を進めていた。
その頃米軍は核兵器の開発を終わらせようとしていた。
このことは全世界にも報道されることもなかった。
その代わり、中国軍は世界に大々的に発表してしまった。これはほとんど作戦を敵軍に言っているのと同じである。
ー反撃開始ー
核開発を終えた中国は実用化することと決定。
実験もせずに天津の基地を飛び立った。
指令部から通信が届く。
「向日本丟核彈!(核爆弾を日本に投下せよ!)」
日本に投下することとなった。
20XX年5月9日14:12
大阪府に一つ光が輝いた。
核爆弾にはこう刻まれていた。
『飛隆』
この飛隆の投下により
死亡者7万3200人を出した。
当時の大阪投下の被害は隣の京都、兵庫でも確認された。
投下され、爆発した直後、ゾンビのような人々が海に向かって歩く様子が確認された。
淀川は黒く濁っていた。
通天閣は返り血であふれかえっていた。
このことを知った日本政府は「JSAO」は日韓首脳会談を経て
「北朝鮮への軍事侵攻する」このことを決定。
これは米国にも伝えられ、日韓共に北朝鮮に宣戦布告。
台湾・韓国・日本・米国が参戦。
「第二次朝鮮大戦争」と呼ばれるようになった。
この戦争ではロシア・中国も参戦したが、米国・韓国・日本・台湾の四か国をそろってしまえば反撃をする余地もなく平壌が陥落したところで北朝鮮は講和会議を提案した。
この講和会議では韓国・釜山で行われたため、
「釜山講和会議」と呼ばれるようなった。
ここで韓国側は「韓朝三大条約」を提案。
三大条約の内容は
『・平和条約
・友好条約
・不可侵条約』
この三つを提案し、北朝鮮はそれを承認し、
北朝鮮は韓国・米国の共同保護領となった。
ー粉雪が解けるときー
ロシアは日本・韓国に宣戦布告。中国は軍を送り援助した。
米軍は後ろ盾につくこととなった。
日本は圧倒的な軍事差に退くばかりになる。
そして千島海戦では惨敗。
北海道に上陸される最悪な事態に。
だが、ここに日本に転機が訪れる。
忘れていただろう。
ヨーロッパ諸国(英・独・仏・伊・宇・芬(フィンランド)・希(ギリシャ))
がロシアに電撃侵攻を始めた。
侵攻から約2週間。
ロシアはモスクワを落とされ、危機的状況に一歩近づいた。
ロシアはモスクワ方面に軍を派遣せざるを得なっため、北海道侵攻部隊の数が減ったためロシア軍を北海道から追い出すことに成功した。
ー米国・カリフォルニア基地ー
「They're going to drop nuclear weapons on China now. I'll turn China into a sea of fire!(今から中国に核を落としてくる。中国を火の海に変えてやるぜ!)」
「Are you okay? Mike. Wouldn't you just get caught up in the blast and die?(大丈夫か?マイク。お前ならそのまま爆風に巻き込まれて死ぬんじゃねぇのか?)」
「I won't do something stupid like that.
Because he will definitely come back alive. Rodney please wait here too.(そんな馬鹿なことはしないぜ。
必ず生きて帰ってくるから。ロドニーもここで待っててくれ。)」
「Yes. Be sure to come back. Because I'll be waiting.(おう。必ず帰ってきてくれ。待ってるからな。)」
そう残してハフ・ダランドはカリフォルニアを飛び立った。
「This is Mike Astbury. Currently over Shenzhen. Drop a "South Rocket" bomb here.(こちらマイク・アストバリ―。現在深圳上空。こちらに「サウスロケット」爆弾を落とします。)」
ー消える鵬城ー
米軍重爆撃機・ハフ・ダランドは深圳上空を飛行中。
そして一つの爆弾を落とした。
その爆弾の歴史は意外に古い。
これは当時戦争状態だった日本を降伏に陥れるための最終兵器だった。
この爆弾は1945年8月6日・9日に広島・長崎に投下され甚大な被害をもたらした。
だが、有事だ。使わせてもらう。その名も...
「原子爆弾」。通称「原爆」だ※。
※2024年時点では大量破壊兵器に位置付けられ、核不拡散条約や部分的核実験禁止条約などで、実戦での使用が禁止されている。
ー20XX年9月13日17:30ー
深圳に原爆投下。
「Mike Astbury here. The detonation was successful! Shenzhen is a sea of fire! I'm heading back to California now!(こちらマイク・アストバリー。起爆に成功!深圳が火の海です!今カリフォルニアに戻ります!)」
ーカリフォルニアー
マイク・アストバリ―は英雄と称された。
もう敵は残り一か国。
「Now die quietly, Russia!(さぁ。おとなしく死ぬんだロシア!)」
「이 승부는 우리들이 받았다!(この勝負は俺らが貰った!)」
「中華民國永不滅亡!(中華民国は決して滅びない!)」
「さぁ!最後の戦いだ!ロシア!観念しろ!」
つづく
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