第3話 披露

完成した、新しい水谷家は、これまで住んでいた、中古物件とは、

かなり快適になった。


「なゆねぇ~、遊びに来たよ、って、実家が、

本当に3階建てになっている⁉、なゆねぇ、本当にジャンボ宝くじ当選したんだ、

あたしに、少し頂戴」


「イレイナ、久しぶり、当選金は、あげないよ、

これは、住宅ローンに廻しているから、支払いが終わるまで、

引き落とさないから、諦めて頂戴」


那由多が実家のリビングで、仕事をしていると、突然リビングに入って来て開口一番に、金の催促したのは、末っ子のイレイナだ。


「なゆねぇ~、良いじゃん、ほんの少し頂戴」


「駄目な物は、駄目、てか、あんた、収益化している人気配信者だから、

私から、お小遣いなんて、必要無いでしょ!」


なんと、この末っ子のイレイナは、

某動画サイトで収益化している人気配信者なのだ、

髪の毛は、シルバーに染めて、ロングのストレートで美少女で、

声は、クリスタルボイスで美声のため、リズム感も有るため、

イレイナの動画チャンネルの人気順番が、唄関係、旅動画、やってみた、

料理、となっている、その為、時折、企業案件も舞い込んでくる。


「チッ、駄目かぁ~、まぁ、いいや、それよりも、実家を内見しても良い?」


「良いわよ、先ずは、リビングね、

全面フローリングで収納も前のボロ家から、増やしました‼

後、キッチンは、IHのアイランドキッチンで料理し易さをup、

IHは、3口を採用、シンクは、深めで、シャワーヘッドでご覧下さい、

この様に、柄の部分をつかみ、上にあげると、シャワーとなり、

シンク内を洗うには大変に便利です。」


「これ良いかも、しかも、シンクに段が出来るようになっているのは、良いなぁ~」


「後ろをご覧下さい、一見何もない様に見えますが、ポチッとなと

この辺りに有る、スイッチを押すと、上から、食器棚が降りてくるのです。」


「これも、良いなぁ~」


「他にも、一見何もないように見えて、意外に収納しているのよ」


「なゆねぇ~次は、どこ?」


姉妹は、リビングを出て、洗面所とトイレの方に


「次は、風呂場ね、ここは、狭い正方形の浴槽から、長方形の最新のユニットバスに進化して、その上、乾燥室にもなる機能も有るわよ」


「凄い」


「次は、トイレね、1Fのトイレは、2カ所に増設したわよ」


「有難い、これで、渋滞にならずに済む」


「洗面台は、最新の2層式とシャワーも使える洗面台だよ」


「鏡が広い」


「1Fは、終わりだから、2Fに行くよ」


「どんなだろう!」


「2Fは、トイレが2カ所と糞父親の寝室と母親の寝室と私の専用のスペースだよ」


「なゆねぇ~、専用のスペースって?」


「仕事場兼用のプライベートルーム」


「贅沢」


「3Fに行くよ」


「待ってました」


「3Fは、ミニ四駆コースの常設場所と、塗装ブース書斎とバルコニーだよ」


「この家、ほとんど、なゆねぇ~の希望通りの家だね」


「そりゃあ、今回のスポンサーで、婿取りで墓守だからね、

特権を使って何か問題でも?」


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