第26話 何としてでも…サボりたい
《ニーナ視点》
今日は休みで何もない日だ…
1日中剣を振っていようと思ってたけど周りから今日は休めと訓練場を追い出された。
「アスタが執務室から出ている。
珍しい…」
やることもないしアスタに話しかけよう。
「ねぇ」
近づいて話しかけても無視してくる。心なしが歩く速度が速くなった気がする。
むむむ…
「何で無視するの?」
少し強めに言ってみる。するとアスタはやっとこっちを向いた。
ビクッ
一瞬、アスタの放つ覇気で身構えてしまった。さすがは七天筆頭(疲れてるだけて気が立ってるだけです。)
話を聞くとアスタは疲れていてすぐに反応できなかったらしい。よくみると顔色が良くない。
アスタほどの実力者が疲れるほどの敵って何だろう?(書類です)
最近、カリュブディスを倒したとかで話がもちきりだったな…
流石のアスタでも海王種の相手は骨が折れたのだろう。
よしここは私がアスタの疲れをとってあげよう‼️(ニーナのリラックス法)
※ニーナは普通ではありません。決して参考にしないようにお願いします。下手したら死んでしまいます。疲れた時はベットで寝てください。
•
•
•
•
《運動を終えて》
あれ?
『目の前には倒れて動かないアスタ』
よっぽど疲れてたのかな?
アスタならあれくらいの運動は準備運動みたいにやると思ったのに…
ここまでアスタを弱らせるなんてさすが海王種だな。
(ニーナの中ではアスタは魔王に次ぐ実力者、自分では敵わないと思っている。)
ちなみに倒れたアスタはレインが連れて行った。急に現れたけど何処にいたんだろう?
•
•
•
•
《アスタ視点》
やっと筋肉痛から解放された。
辛かった…
少し動くだけでも激痛がはしって歩くことすらままならなかった。
しかし、そんな生活ともおさらばだ。
おれが休んでいた時の仕事はレインが代わりにやってくれたお陰で素晴らしいことに仕事がない。
もうこれからレインが代わりにやってくれ‼︎
おれよりもはるかに書類仕事ができて少し心にきたのは秘密だ。
そんなことは置いといておれは学習した。魔王城で外回り(サボり)するのはダメだ。魔王城なんてやばい奴らしかいないんだから休めるわけないんだ。
もう変な奴らに関わりたくない。
七天の奴らに絡まれたら今度こそ死んでしまう(真剣な顔)
俺はこれから魔王城から抜け出して王都に行く。それなら大丈夫だろう。
ベットで休んでいる時に行きたいところをピックアップしたんだ。
これなら完璧だろう。
あとはしっかり持ち物の確認をするだけだ。
村正はしっかり持った。
結界石の指輪は全ての指につけた。
その他宝具しっかり身につけた。
あとはくーちゃんを肩に乗せて、
行くぞー‼️
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます