第22話デートの日3

姫埼さんの横で、映画を観る日がくるなんて。

思ってもいなかった。姫埼さんと観た映画は

恋愛映画だった。俺は、正直以外だと感じた。

他人に興味がない。姫埼夢歌が、他人の恋愛物語を

観るなんて。思ってもいなかった。エンドロールが流れ

ふと、姫埼さんの方に顔を向ける。すると、姫埼さんの

目から。涙が流れていた。俺は、その涙を見て。そっと

持っていた。。ハンカチを姫埼さんに渡した。それを受け取る

姫埼さんは「ありがとう」と小声で言ってくれた。そして

なぜか知らないけど。隣に座る。サングラスの男も号泣していた。

それは、こちらが引く程の量の涙を流していた。エンドロールが終り。

辺りが段々と明るくなり。俺と姫埼さんはゆっくりと席から

腰を立ち上げる。そのままシネマルームから出て。売店で

先ほど観た。映画のパンフレットを買った。映画館を後にした。

俺と姫埼さんは「少し歩かない?」と姫埼さんが提案したので。

俺は「じゃあ、この近くに公園があるみたいだから。そこまで

行こうか」と二人で公園に向かった。公園に向かう道中。

話題は、先ほど観た。映画の話になった。「はぁー映画良かったねぇ」

「うん。あの二人が最後結ばれてよかったよ」恋愛映画の展開としては

 ベタだけど。主演の人気若手俳優の演技力とヒロイン役の新人女優の

 ピュアな表情がよかった。俺は、内容より。そっちの方がよかったと

 感じた。公園向かっている間も、姫埼さんは映画の感想を語っていた。

 好きなシーンの話とか。ヒロインとヒロインの父親が対立する所で

 感情移入してしまった事だったり。表情豊かに語る。姫埼さんが

 可愛いと感じた。「はぁー何だか。いろいろ喋り過ぎて。お腹空いちゃったねぇ」

 姫埼さんが言ったので。俺は、自分の腕時計を確認する。時刻は11時50分

 お昼時だ。俺は、姫埼さんに「コンビニで何か買って。公園で食べない?」と

 姫埼さんに提案する。「うん。そうだね」と姫埼さんが笑顔で俺の提案に

 乗ってくれた。俺と姫埼さんは、目の前のコンビニに立ちより。

 公園でお昼を食べる事にした。

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