第23話デートの日3

コンビニで、お昼ご飯を買い。その近くの公園のベンチに腰を下ろし。

一息をつく。俺と姫埼さん。姫埼さんの横顔を見ながらの

 食べるのは緊張するなぁ。「ねぇ、大野くんの買った。おそば

 一口頂戴」ニコリと俺がコンビニで買った。冷たいたぬきそばを

 ねだる。姫埼さんが可愛い。普段じゃ、見る事のできない。

 年相応な笑みにキュンとした。俺は「いいよ」と照れながら言った。

 「ありがとう」と笑顔で俺に、お礼を言い。割りばしで、俺の所から

 おそばを二、三本とり。自分の口におそばを運ぶ。人が食べる所って

 こんなにエロいものなのかと心の中で思う。俺の頬は赤かった。

「うぅ~ん~やっぱり美味しいよね。最近のコンビニのおそば」

美味しい表情を向ける。姫埼さんに見惚れていると、姫埼さんが

「はい」「えっ⁉」「おそばのお礼です」姫埼さんが、俺にサンドイッチを

一つ。差し出した。俺はサンドイッチを取り。「あ、ありがとう」と

照れながら言った。正直、俺は後悔していた。姫埼さんは、公園で

食べるの前提にして。食べやすいサンドイッチとミニサラダなのに

俺は、何にも考えずに。その日の気分で買った。冷やしたぬきそばと

足りないと思い。ミニの焼き鳥丼を買ってしまった。俺の昼食チョイスを

こんなにも後悔した事はない。「ごめんね」俺が、姫埼さんに謝る。

「どうしたの?急に?」「いや、公園で食べるって言ったのに。

 この量が多い。冷やしたぬきそばとミニ焼き鳥丼を選んじゃってさぁ

 ・・・・・・」お昼を軽く食べ。次の場所に向かえばいいのに。

 この量が多いおそばとミニなのに。中々の量がある。焼き鳥丼を選ぶ

 男子高校生の底知れない食欲を恨んでやりたい。俺が、急にそんな事で

 謝ると、姫埼さんが「クスッ」と口元に手を添え。笑っていた。

 それを見る。俺は、また頬を赤く染まる。こんな風に、姫埼さんが

 笑う所が見れるなんて。他人に興味を示さない。姫埼夢歌の知らない

 表情が見れて。俺は謎の罪悪感を覚えた。笑う口元から、手を退かすと

 姫埼さんは「私、たくさん食べる。大野くんを見るのが好きだけど。

 それに、私もおそば食べたかったし」姫埼さんが俺に顔を近づけ。

 囁くように、俺に言う。赤くなる。俺の頬が、さらに赤く染め上がる。

 すると、姫埼さんが手に持つ。サンドイッチを俺の顔の近くに近づけ。

「はい。あーん」と俺に男子の憧れのあーんをしてきた。俺は、照れながら。

「あーん」と姫埼の手に持つ。サンドイッチを口に運ぶ。もぐもぐと

 咀嚼する。俺の事を見つめる。姫埼さん「おいしい?」と聞いてきた。

「うん。おいしいです」俺は、なぜか敬語で感想を言い。姫埼さんの

 顔を見る。あぁ、今日はなんていい日なんだとしみじみ感じる日になった。

 姫埼夢歌が、俺に興味を持ってくれて。本当に良かったと感じる。

 昼下がりの公園での光景である。

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