番外編妹の部屋にいるのは?
「ただいまー」と声をかける。だが、俺の声に反応する。
声はしなかった。「誰も、いないのか?」今日は、親父も
母さんも二人とも。仕事でいない。今日は、週末で
学校が休みだから。妹の夢歌が、家にいるはず。
俺の声に反応しないのは、おそらくだが反抗期だからだと
俺は思う。それを証拠に、玄関には夢歌の靴があるし。
それに・・・・・・「ん?」何だか、見慣れない靴がある。
これは、男の靴だなぁ。しかも、この靴はスパイクだ。
なぜ、俺の家にスパイクシューズがあるんだ?俺も親父も
野球はやっていないし。まぁ、きっと親父が人数合わせで
草野球に誘われただけかもな。あまり深く考えずに
俺は、二階に上がる。「夢歌の奴。喜ぶかなぁー」
今日のバイト帰りに、夢歌が前から食べたそうにしていた。
興味がないのか。俺の事を無視するし。俺の心はかなり
傷ついてしまった。だが、この道明楽亭のどら焼きで
俺の興味を湧いてもらう作戦。妹の喜ぶ顔が目に浮かぶ。
階段を上がり。俺の部屋と向かいの妹の部屋の扉を開ける。
すると、そこには奴がいた。「あ、どうも」「はぁ?お前だれ?」
そこには、妹が最近手作り弁当を作っている。俺のライバルが
妹の部屋にいた。
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