第12話彼女は書いていた3
「お、お邪魔しまーす」姫埼さんに、部屋に案内され。
凄まじいスピードで心臓が音が素早く動く。
「ちょっと待っててね。今、飲み物を持ってくるから」
「あ、お構いなく」どこか、緊張した声量が姫埼さんに
伝わり。「うふふ。そんなに緊張しないでよ」と微笑みながら。
俺を部屋に一人でして。一階に飲み物を取りに行った。
「そんな事言われてもなぁー」辺りをキョロキョロと見渡してしまう。
俺は、自分の膝を手で強くつねる。いけないと思った。女の子の部屋を
勝手に見渡すなんて。正常な男子高校生がしちゃいけない行動だ。
俺は目を瞑り。再び深呼吸をする。心を落ち着かせ。穏やかな気持ちにして。
姫埼さんが、戻ってくるのを待とう。すると、姫埼さんの部屋のドアが開く
音が聞こえ。目を瞑っていた。俺は、ドアの方向に顔を向け。
「あ、姫埼さん。ありがとうね」と言った瞬間。俺の背筋が凍った。
俺の目の前に、高身長の男の姿が見えた。「お前、誰?」低音ボイスを聞き。
さらに、俺の背中は温度を低下され。凍る速度が加速する感覚になった。
高身長男は、髪は茶色の短めで瞳の色は藍色の男が俺の事を睨みつける。
「あ、あのー自分は、大野八真と言いまして・・・・・・」
「大野?八真?」傾ける太い首がごきごきと鳴っているように聞こえた。
俺の顔全体に冷や汗が流れる。一体、この高身長男は誰なんだ?
まさか、姫埼さんの彼氏?いや、それはないな。俺が断定するのは違うけど。
他人に興味がない。姫埼夢歌が、恋人がいるはずがない・・・・・・と
俺は思う。じゃあ、一体誰なんだ?瞳の色の藍色が恐ろしく思えてきた。
うん⁉ちょっと待てよ。あの高身長男の瞳の色。姫埼さんの瞳の色と
一緒だぞ。まさか、もしかして。この高身長男の正体って・・・・・・
その時、高身長男の背後から。可愛い声が聞こえる。「お兄ちゃん」
やっぱりそうだった。「何やってるの?」「あぁ、夢歌。あの男。
お前の知り合いか?」そうだ。この高身長男の正体は、姫埼夢歌の
お兄さんだ。続く
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