第10話彼女は書いていた1

「私ね。ラノベを書いているの。ラブコメものを・・・・・・」

 姫埼夢歌の新事実を聞き。正直、体中に電撃が流れた。

 あの他人に興味がない。姫埼夢歌が、ラノベを書いている

 なんて。俺は、姫埼さんの顔を見ると、姫埼さんの顔が

 真っ赤に染まっていた。よっぽど恥ずかしかっただろう。

 俺は、姫埼さんに声をかけた。「すごいよ。姫埼さん」

「は?」キョトンとした顔で、俺の方に顔を向ける。

「いや、だって、ラノベを書くなんて。誰でもできる事じゃないよ。

 書き始めるのはできるけど。その物語を最後まで、書き終えるのは

 そんな簡単にできることじゃない」「大野くん・・・・・・」

 俺は、自分の正直な事を口にだした。ライトノベル。小説を

 最後まで書くのがどれだけ大変な事か。その過酷さは

 例えるならフルマラソンを完走するぐらいの過酷さだと

 俺は思う。だから、姫埼さんは本当にすごいと思う。

 その事を姫埼さんに伝えると、姫埼さんは微笑みながら。

「ありがとう」と呟いた。俺は、姫埼さんのありがとうの余韻に

 浸りながら。姫埼さんに、こんな事を聞いてみた。

「姫埼さんの書いた。作品って、どこかで読めるの?」

「えっ⁉」姫埼さんが、困惑の表情をした。あの姫埼夢歌の

書いた。ライトノベルを俺は、読んでみたい。俺の質問に

姫埼さんは、俺が想像もしていなかった。返答が返ってきた。

「そんなに読みたいなら。今日、うちに来ない?」

「はい?」「ウェブの方には投稿していないから。今書いてある

 奴だったら。私のパソコンから読めるから」その返答に

 俺は、本日二回目の衝撃が走った。まさか、俺が姫埼夢歌の

 家にお邪魔する日がくるなんて。幼馴染とはいえ。

 本当にいいのか?こうして、俺は姫埼さんの書いた。

 ライトノベルを読む為。なぜか、彼女の家に行く事になりました。

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