第10話 まぁまぁの勝利!
《レベルアップしました。サイバードルグはLv5からLv6になり、スキルポイントが増えました》
《スキルの経験値が貯まり、『危機察知Lv2』にレベルアップ致しました》
《レベルアップしました。サイバードルグはLv6からLv7になり、スキルポイントが増えました》
《条件を達し、『疾風(はやて)Lv1』を取得致しました》
流石、自分より格上の魔物だ。一体倒したら2レベルも上がりよったぞ。
ん、新しいスキル『疾風』? それに、危機察知もいつの間に取得していたんだ?
知らないスキルがレベルアップしていたことに驚く。スキルポイントを使って取得していないから、初めから持っていた可能性もある。
初めから持っていたのかな。
疾風は雷獣みたいに他の技が出てなかったな。見えてないと、解析が出来ないのは痛いな。
ステータスで見えればな…………あ、サイバードルグを調べてなかったな。
解析は見えるものを調べるスキルなので、目に見えているステータスなら兎も角、頭の中に流れる言葉はどうしようもない。だが、ステータスが見れることを思い出し、気になったサイバードルグの種族を調べることにした。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
サイバードルグ
子犬型の機械魔物。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
説明が少ないな…………機械魔物か。説明プリーズっと
ーーーーーーーーーーーーーーーー
機械魔物
防御に優れ、無機物で出来た魔物。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
ふーん、防御に優れているんだ?
もしかして、防御が高めだったからダメージが少しで済んだ?
うわっ、危なっ!?
もし普通に硬くない種族だったら、掠っただけでHPが0になった可能性もあるのだ。
やはり、先にHPを増やしたいなと思うホタルだった。
そういえば、スキルポイントはどれぐらい増えたんだ? ステータスから確認出来ないんだよな…………
《スキルを取得しますか?》
その手があったかぁぁぁ!!
《今、取得出来るスキルはこちらになります》
現在のポイント(120ポイント)
[HP上昇(小)] 100ポイント
[MP上昇(小)] 100ポイント
むぅ、スキルは増えてないな。スキルの内容は…………チッ、見れないのか。内容がわかれば、どのスキルが優秀かわかったのになぁ。
まぁ、スキルポイントがレベルアップで上がっているとしたら、20ずつで増えているな。このまま、スキルポイントが150か200辺りまで増えれば、スキルも増えるのかな??
ここはスキルを取らない選択もあったが、HPが少ないのは怖いので『HP上昇(小)』を取ることに決めた。
《ホタルは『HP上昇(小)Lv1』を取得致しました》
よし、ステータスを確認!!
ーーーーーーーーーーーーーーーー
サイバードルグ(名称 ホタル)
Lv7
HP:11/18
MP:12/12
ーーーーーーーーーーーーーーーー
…………え?
解析のレベルが3だから、MPも見れるようになったのはいいけど…………
えっと、レベルが7に上がったからスキルを取得する前はHPが17だった筈。つまり、スキルを取った後は…………一つしか上がってない!?
使えねぇ!? 使えなすぎだろ!? 1しか上がらないスキルとか…………あ、レベルが付いているな。
しばらく黙って、考え始めた。見た目はお座りした子犬にしか見えないのが微笑ましいかもしれないが、ホタルは死活のためで他のことを考える余裕はなかった。
…………つまり、『HP上昇(小)』はレベルアップすれば、1ずつ増えていくわけか。(小)が付いていることから、まだ上がありそうだな。
少ない情報から正解に近そうな答えを探り出していた。
このスキルはレベルアップさせれば、後から役に立つのだろうと判断した。
スキルをレベルアップさせるなら、自分がレベルアップするか、経験を溜めればレベルアップするようだな。気配操作もそうだったしな。
しかし、気配は見つからないように息を潜めて隠れていたからレベルアップ出来たが、HP上昇はどうすればレベルアップ出来るか見当も付かない。
はぁ、あれこれも先が長そうだな…………
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます